本作は、タイムリミットを抱えながらも写真家として生きる女性・智咲と、彼女を「保護者であり、師匠であり、恋人」として見守る主人公・江戸さんとの同棲生活を、江戸さん視点の日記形式で綴った物語です。
最大の魅力は、「結ばれてはいけない(肉体関係を持たない)」と決めているからこそ浮き彫りになる、二人の深く純粋な精神的結びつきと、江戸さんの切実な葛藤です!
病の傷を抱える智咲を献身的に支え、彼女の笑顔と温もりを何よりも大切にしながらも、ふとした瞬間に男としての業やタイムリミットへの不安に苦悩する江戸さんの不器用で深い愛情が、短い日記の端々からじんわりと伝わってきます。
七夕祭りでかき氷を食べたり、風邪を引いた日に好物のゼリーを買って看病したりと、ささやかでかけがえのない日常の尊さに胸が締め付けられます。
限られた時間の中で紡がれる、愛の形について深く考えさせられる切なくも温かいヒューマンドラマを読みたい方に、ぜひおすすめしたい作品です!