冒頭の「嘘をつくときのコツは真実だけを話すこと」というテーゼが、第1話を読み終えた瞬間に完璧な意味を持って響いてくる。
アーサーという人格を三ヶ月かけて丁寧に演じ、妻への愛も誓いも全て真実として体験した後、「べりべりと顔が剥がれる」仮面の儀式でそれを捨て去る描写は衝撃的だ。愛情と詐欺が同じ行為の裏表として存在するという構造が、プロローグ一話だけで鮮やかに示されている。
革命後の共和国という時代設定も巧みで、誰もが自由を得た代わりに自力で生きなければならない世界が、詐欺師という職業の背景として説得力を持つ。文章が非常に読みやすく、情景と心理の描写のバランスが絶妙だ。続きを読まずにはいられない。
第19回MF文庫Jライトノベル新人賞《最優秀賞》受賞作!
魂を読むことができる少女と詐欺師が出会う!天敵の関係性から始まる、詐欺師・ライナスと、謎の少女・クロニカの旅路を描く、異能力バトルファンタジー!
とにかく、キャラが濃い!全員個性的で魅力的すぎる!推しができます!
個人的に好きなのは、無口無愛想で凶暴なメイド・イヴリーン。
驚異的な強さかつ、かっこいい影の能力、最初にライナスたちに立ちはだかった時は、本当に絶体絶命……と思うのですが、彼女にも過去があり、そして可愛いところ(?)もあり……。
・かっこよくでも残酷な異能力バトルが見たい
・近代風ファンタジーが好き
・個性的なキャラクターに出会いたい
こんな人におすすめです!!
ライナスが詐欺師になった過去、クロニカはなぜ《騎士団》と呼ばれる刺客に追われているのか、まだまだひろがっていく『マスカレード・コンフィデンス』の世界!
カクヨムネクストでは、書き下ろしも更新予定です!
騙されたと思って、まずは1話、ぜひ読んでみてください!
書籍化二巻を読んで続刊を期待していた私ですが、続刊の刊行が為されない話を見聞きし、とても悲しい思いをしたことを覚えています。
勃興しつつある旅物として、いまこそ読まれるべき作品です。
尖ったキャラクター造形、先を読まずにはいられないプロローグ。
嘘と偽りで生きる男が出会う、まさに天敵と呼ぶべき旅の友(友?)
カクヨムで初めて本作を知った方も、書籍で追っていた方も、ぜひ手に取ってみてください。
私は本作の続きを読むために、たったいまカクヨムネクストに入会しました。
それだけの価値が、本作にはあります。断言します。
書籍で読んでいた方は、プロローグで一層の感動をすること請け合いです。
私たちの、ライナス=クルーガーの、痛快で無茶苦茶な旅が、再び刻まれ始めたことに、です。
カクヨムで初めて手にする皆さま。
プロローグで読むのを止めるなんてもったいないですよ。ぜひ嘘で世を渡る破天荒な男クルーガーと、天敵オブ天敵な才能の持ち主の少女クロニカ。二人の旅は条理も不条理も乗り越えていく。
旅物、異能バトル物、異世界ファンタジー物。秀逸な素材で繰り広げられる素敵な、時に笑い、時に涙し、そしてまた笑う。痛快活劇をぜひご覧あれ。
本屋さんで買った書籍の一巻を片手にこのレビューを書いています。
まず、まだカクヨムネクストでは話が進んでいませんが、書籍の一巻をネットで知り“面白そう”で“異能バトルモノ”というのがあって当時買わせていただきました。書籍の方ではイラストレーターのRoitz様の絵もあって、まるで美しい映画を見ているかのような感覚を覚える、凄い作品だなと思いました。そして、主人公が詐欺師という点を活かした逆転劇もありつつ、終盤には“なぜ”主人公が詐欺師になったのか、というのと、ヒロインについての真実も明らかになって、その時には泣いてしまいました。二巻も最高で読み進めていくにつれ、どんどん面白くなっていて、カクヨムネクストで描かれるという二巻以降の話が楽しみです。(まあ、個人的にお金の余裕がないので、まだ、カクヨムネクストには入れませんが……)
という感じで大変面白いのでぜひ皆様読んでみてください!
そして、滝浪先生。
自分は滝浪先生の大ファンでXの更新が途絶えていた時、もしかしたら作家活動をやめたのではないかと心配になりました。でも、こうして書き続けてくれてる事に感謝しかありません。
これからも頑張ってください!