焼肉フローレンス、フローレンス成美という元タレントが店主の焼肉屋みたいなのですが、そこに対する取材をしているという形で、物語が進んでいきます。
成美さんは父がイタリア人、母が日本人のハーフタレントとして芸能活動をしていて、かつては七社とCM契約を結び、週に九本ものレギュラー番組に出ていた時期もあったそう。
しかし、三十五歳を過ぎてから仕事がなくなっていき、四十歳になったときに芸能界を引退、そして一年半後に焼肉屋を開業したようです。
なんかどっかで似たような話を聞いたような気が……。とにかくディテールが凝っていて、話のリアル感がすごいです。
店主の成美さんの肉へのこだわりや経営の努力、熱い思いなどがよく伝わってくる、いい取材だったのですが、正直べつに怖くなくて、これはホラー作品だったはずだよな……と思っていたら、後半である事件が起きます。そして気づきました。ところどころ不穏な箇所が今まであったことに。
気づいてしまった途端、あなたは吐き気を催すほどの恐怖を味わうことになるでしょう。
それを覚悟したうえで、読むことをおすすめいたします。
その店で出される料理は一体どんなものなのか。
元タレントであるフローレンスが店長をしている焼き肉店。その店はたいそうな繁盛をしており、「推しのスタッフ」を求めて来店する常連客たちも多く抱えている。
でも、何かがおかしい。
インタビューとしてフローレンスの経営についての意気込みなどが紐解かれる。スタッフとしてミスの多い人物には厳しく対応していることなどがわかる。
店はその後も繁盛しているようだ。スタッフたちは生き生きと働き、客たちもスタッフへの愛着を持っていることなどが伝わって来る。
インタビューの内容では、それ以上の「踏み込んだ内容」は語られない。でも、その一方で「記事」として不穏な何かの情報が差し挟まれて。
果たして、その店では何が行われているのか。答えは、読者である「あなた」に委ねられる……
えっ…短い。
長編モキュメンタリーを予測していたけど
なかなかどうして。旨味がギュウっと
詰まっている短編モキュだ。
芸能界を引退した元人気ハーフタレントの
フローレンス成美。今は人気焼肉店の
オーナーとして店を切り盛りしてる。
徹底した経営哲学のもと、完璧主義な
彼女を慕ってバイト面接を受けに来る
若者も多い。
そりゃ、若い方がいい。
お客さんからの人気も上々。しかも
美味しいお肉を山盛りのサービスまで。
従業員には恐ろしく厳しいけれど、お店は
大繁盛。その取材中に、ちょぅとした
トラブルがあり……。
想像は、まさに調味料!
でもそれは小説の中だけで、
どうか宜しく…。