最初は王道のロボットSFかと思いきや、読めば読むほど現代社会への皮肉が効いていて驚きました。英雄が神格化される一方で、同時に叩かれ、利用されていく構造がリアル。アクションは少なそうですが、緊張感があり、人物描写も丁寧。単なるバトル物ではない深さがあります。
巨大隕石を撃ち砕いた少年が直面するのは称賛ではなく管理。英雄を神にし、所有し、奪い合う社会の姿が生々しく描かれています。ロボットSFでありながら、SNS時代の信仰と炎上、国家の思惑まで丁寧に掘り下げられている点が非常に印象的でした。「人間を救う価値とは何か」という問いが重く刺さります。続きが楽しみです。