突如届いた「立ち止まるな」という警告が事故を回避させ、主人公の運命を変えていくサスペンスだ。指示は当初、就職や恋愛を好転させるが、次第に「救ったはずのヒロインとの接触禁止」という不可解なものへ変容する。未来の自分は救世主か、それとも自分を操る何者かなのか。確実な予言を盾に突きつけられる究極の選択と、拭いきれない正体への疑念が、物語に強い緊張感を与えている。SFサスペンスや、タイムパラドックス、運命の選択を巡る物語を好む読者におすすめできる。