タイトル通りのダークな要素とロマンスが絡み合い、先が気になる展開で引き込まれる。重すぎず読みやすいのに、しっかり印象に残る。少し危うい恋の物語が好きな人におすすめ
吸血鬼の皇子ルシアンと人間の姫ブランシュが、恩師バレンタイン司教の遺志を継ぎ、種族を超えた愛の誓いに挑む。吸血鬼を支配するための「血の純潔」という嘘を、魂の共鳴による救済という真実が塗り替える。皇帝の暴力に愛の力で抗い、血を必要としない新たな存在へと覚醒する展開が劇的。バレンタインデーの起源を独自の伝承解釈で描く、重厚かつ神秘的な世界観が魅力だ。ゴシックファンタジーや、種族を超えた純愛、歴史的伝承の再解釈を好む読者におすすめできる。