告白直前から地獄に落ちる導入が強いし、暗闇パートの“何も見えない恐怖”がかなりリアル。勇夫と倉科の距離感もすごく良くて、「守りたい」がちゃんと行動に出る主人公なのが好きでした。あと真島パートで空気が一気に変わるのもかなり良い。ロボット物なのに、人間側の傷や孤独がめちゃくちゃ濃いです。
いきなり分かりやすいロボットものとして始まるのかと思いきや、まずは各キャラクターの積み重ねから入る構成で、正直少し面食らいました。けれど、読み進めるうちにその丁寧な積み重ねがしっかり効いてきて、不思議とすんなり物語に入り込める作りが印象的でした。重厚な積み重ねでありながら読み手が置いていかれないよう丁寧に作られていて、作者さんの配慮が感じられる作品でした。
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情景、そしてなにより機体の描写が丁寧で、物語の光景が目に浮かぶようです