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酔いは靄の彼方に

酔いは靄の彼方に

江川太洋

おすすめレビュー

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★★★
★15
5人が評価しました
本文あり
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本文ありのおすすめレビュー

  • 宮田秩早
    272件の
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    ★★★ Excellent!!!

    無軌道な男たちの一夜

     船の男たちの港での一夜。
     きつい、危険、汚い。そのうえ長期航路では長く船に閉じ込められる。
     港に着けば、もうなんでも有りですよ!
     暴飲、暴食、暴力。
     命のやりとりだってある。
     未来なんて知ったことか!

     暴力的な熱量を、酒の力で駆動し、港の夜に輝く。

     その輝きは……命を喰う。
     この序盤から中盤の圧倒的な筆致! その熱量!
     このあたりの怒濤の無軌道さを是非味わって欲しい。


     本作は、不思議な美酒を味わい、悪夢のような迷宮に迷い込んで、ふと、百年の酔いが覚めてしまった男の物語。
     中盤までの無軌道さと、酔いの覚めた男の茫洋とした感じ。
     この落差を楽しんでほしい作品。
     

    • 2026年2月24日 11:41