人間の心のひだを綴ったヒューマンドラマのお得意な、Aki Dortuさん。最新作を拝読致しました。これはいいですね。
ストーリーは、海外転勤した独身リーマンが、無機質な社宅に戻るのがつまらなくて、とあるお店に入ったときのこと。居心地がとてもいい、そして店員の男性がさりげなくサービスを出してくれるという細かい気配り。気に入って、その後しばしば通うようになります。
そして、あるとき、その店員に呼び出され、聞かされた夢。出資の話。いい事しか言わない、上手くいくとはとても思われない。。
心に忍び込んでくる彼の話術が絶妙です。主人公も絡めとられるだけじゃなくて、退路を確保しつつ巧妙に難を避ける。その心理戦が手に汗握るようです。
全体に重苦しい作風ですが、最後まで一気に読ませる力のある作品です。また文章も丁寧でしっかりしていて、余分な虚飾がない。要するに、中身でストレートに勝負している印象です。
続きは、皆さんで見届けてください。
わたくしはお勧め致します。