映画を読んでいたはずが、いつの間にか「映画を作る物語」を読んでいる
『怪人二十面相』を令和に持ってくる。
それだけでも、変装の怪人とディープフェイクやサイバー犯罪の相性はよく、面白い着眼点だと思いました。
でも、個人的に特に上手いと思ったのは構成です。
最初は普通に「映画本編」を読ませる。
明智小五郎や小林少年が動き、事件が進んでいく。
ところが、そこからふっとカメラが引いて、今度は「この映画を作っている側」の物語が始まる。
映画の物語と、映画を作る人たちの物語。
劇中劇という仕掛け自体は珍しくありませんが、先に作品世界へ入らせてから、その舞台裏を見せる順番がとても上手い。
「あの場面は、ここから生まれたのか」
そんな楽しみ方がこれから増えていきそうで、つい先を覗きたくなりました。
映像が浮かぶ作品であると同時に、その映像が作られていく過程まで物語にしてしまう。
映画好きだからこその発想が、しっかり作品の構造になっているのが面白いです。
まず、この作品は作者様の文章力と構成力がすごすぎます......まじで、レベルが違います......
あの映画館でしか味わえないような、雰囲気や迫力が読んでるだけで本当に体験できます!!
自分じゃ絶対かけません笑笑!!
そして、江戸川乱歩を令和の世界に持っててくるという発想!!
どうやって令和の世界に「怪人二十面相」を映画化していくのかが見所です....
制作していく過程の話も、めちゃくちゃリアルに作り込まれてて、本当に感無量です!!!
まだまだ読み始めたばかりですが、最後まで必ず読ませていただきます!!
レビューが下手くそですいません.........勉強させてもらいます!
区切りの良いところまで読めたので書きます。
江戸川乱歩の『怪人二十面相』を現代基準にリメイク。サイバーテロに企業テロにハッカーといった要素を取り込んだ新たな形。しかも、物語は作中劇と製作舞台の2つの軸で物語が進んでいく。
見どころは、やはり小林少年役の三浦なおの存在ですね。大いに名を知られた存在ではないのに、人の目を引かずにいられない「透明感」があります。
そこに誰にでもなれる怪人二十面相の要素が加わると、対になる誰にでもなれる存在の「怪人二十面相」の要素と「三浦なお」というコントラストが美しい。
同じ「透明」という共通要素が存在しているのに、こうも視る側にとって違いが生じるというのは……。
顔の見えない、誰にでもなれる二十面相。片や儚くも透明感のある小林少年役の三浦なお。
作中ではまだまだ前途多難な製作がどのようになるのかが楽しみですね。
皆さんは映画館で映画……見た事ありますか? 当然ありますよね。
上映と同時に落ちる暗幕、毎度おなじみの映画泥棒、本編が始まる前に無くなるポップコーン……そして始まる巨大スクリーンの大迫力映像——。邦画、洋画、アニメ映画、ジャンルは多岐に渡り、アクション、ファンタジー、SF、ミステリー、恋愛、例を挙げればキリがないですが、あの巨大スクリーンでしか得られない興奮が映画にはあります。
本作【プロジェクト「怪人二十面相」〜令和の小林少年は美少女探偵でした】では、作者様の洗練された文章と、確かな構成力が見事に統合され、あの映画館でしか味わえなかった空気感が体験できます。
舞台は監視社会とディープフェイクが当たり前となった令和の東京。
かの舞台で主役を努めるのは、冷徹な名探偵・明智小五郎と、絶世の美少年・小林……そして対するアンタゴニストは——“顔の無い怪人・怪人二十面相”。
現代に蘇った映画・怪人二十面相を、皆さんも一度読んでみませんか?