元センターの「プロの審美眼」と、限界オタクの「熱狂」が同居する心理描写が斬新だ。ステージの構造や照明、振付の技術的分析を交えつつ、推しの尊さに語彙力を失う落差が笑いと共感を生む。過去の相方との因縁や元同業者ゆえの葛藤など、華やかな舞台の裏表を知る主人公ならではの視点で綴られる。アイドルへの深い敬意と愛に満ちた、異色の推し活ストーリーとなっている。アイドル文化や推し活に馴染みがある人。プロの技術的視点に興味がある人。ギャップのあるコメディを楽しみたい読者におすすめできる。
第2章まで読ませていただきました。元アイドルが現役アイドルのオタクになる話って聞くと軽そうに見えるけど、読んだらプロの視点とファンの感情が同時に走る語り口に完全にやられた。推しのパフォーマンスを冷静に分析しながら「かわいい」で全部ぶっ壊れる主人公が最高。幼なじみとのやり取りも温度感が絶妙。何かを隠しながら好きでいることの苦しさと幸せが、ちゃんと両方書けてる作品。読んでほしい。私も続きを早く読みたいです。