登場人物たちが抱えた傷や、それぞれの選択が最後には伝説へと変わっていく。その積み重ねと伏線回収が見事な長編です。ダークファンタジーが好きな方には、ぜひ最後まで読んでいただきたいです。
設定の掴みがとにかく強烈でした。勇者を殺したのが魔王軍ではなく“勇者一行自身”という時点で一気に引き込まれます。しかも主人公のドッペルゲンガーが、何も知らないまま勇者役を演じているのが切ないですね。フレッツの臆病で純粋な性格が、むしろ本物の勇者らしく見えてくる構図も秀逸です。勇者一行の面々も単なる悪党ではなく、壊れたまま停滞している感じがあり、その空気を“紛い物”が変えていく流れにかなりワクワクしました。王道ファンタジーを裏返しにしつつ、最後はちゃんと“勇者譚”へ向かいそうなのが熱いです。
読ませていただきました!緊張感とコメディのバランスがすごく心地よくて、一気に引き込まれました。特に主人公の弱さと必死さがリアルで、応援したくなる気持ちが自然と湧いてきます。勇者側のイメージとのギャップも面白くて、読んでいてずっとニヤニヤしてました。設定も分かりやすく、テンポも良くて読みやすかったです。★★★を置かせていただきます!良ければ、私の作品にも遊びに来て頂けると嬉しいです。これからも応援しています!