7月16日最新話読了時点でのレビューです。
まるで植物の苗のように、成長するダンジョンが存在する現代日本で、枯れかけのダンジョンを偶然拾った主人公がダンジョンのガーデニングにいそしむ話です。
まず思ったのが、既存のアイデアを組み合わせるのが抜群に上手いなという事でした。
本作のダンジョン、大きさは鉢植えや盆栽程度で人間が中に入って冒険をするようなものではありません。
では、一体誰がこのダンジョンを探検するのかというと、ダンジョン内に生息しているラビリミンというちっこい人型謎生物達です。
彼らラビリミンは、自身のダンジョンとは別のダンジョンの苗が近づくと、相手のダンジョンに潜り込み中を探索し、その冒険の様子を日記に残します。
人間のダンジョンを育てている趣味人たちは、自分のダンジョンの苗の世話をしつつ冒険へと向かう彼らラビリミンの奮闘ぶりと日記ログを見て楽しんでいる、というのが本作のざっくりとした世界観になります。
これ、発想が面白いです。
世にダンジョン物は数ありますが、こういう要素の組み合わせ方をして、何より人間を冒険の外に置き、サポーターポジションにつけるというのは、読んでいて目新しさを感じました。
あと何より、奮闘するラビミリンが可愛らしい!
ちみっこいラビリミン達が、トラップやらモンスターやらに引っかかりながらダンジョンを探索し、時にはズタボロになったり、時には勝ち誇ったりする様子が、実にほほえましいです。
スローライフとダンジョン物のいいとこ取りをしつつ、斬新さも備えているというのが本作になります。
ダンジョン物が好きなそこのアナタ、一風変わったこのお話をゼヒ読んでみて下さい。
地味に読んでて筋トレもしたくなってきます。