王子を拾ったのが、まさか敵側の豪族の娘とは。しかも「父親に嫌がらせできるならなんでもする」という理由なのが面白いです。王子を助けたい二人と、巻き込まれていく姉弟のやり取りも楽しくて、最後の「王国民を全員解放できる」で一気に続きが気になりました。
泥を啜る敗戦国の王子を拾い上げたのは、あろうことか敵国本家の令嬢だった。彼女の目的は「嫌いな父親への嫌がらせ」。崇高な理念ではなく、純粋だけど歪んだ私情から結ばれる「最強の同盟」が泥沼化。一方で実の娘からここまで執念深く狙われる父親への同情を禁じ得ない。一癖ある従従兄弟たちとの軽妙な掛け合いと、時折のぞく復讐心の深淵。この異色コンビ、果たしてどうなるのか!