異世界“最かわ”ヒロインコンテストに参加されている本作。
ヒロインは、邪神ニャルラト・ホテプ。
そう、かわいいヒロインは、“邪神”なのです。
ニャル(ニャルラト・ホテプ)は登場こそ邪悪っぽいですが、発する言葉に反して全然邪神っぽくなく、すぐデレるし、食べ物につられるし、空回りするし、真っ赤になって逃げるし……。
可愛さ全開。
いや、ちょっとあざといくらいでしょ!?
ん?
もしかして邪神と思ってるだけなの?
……と途中で思いますが、間違いなく邪神でした。
このコンテストに求められているのは「書き手が一番、かわいいと思っている」ということ。
作者が「うちのヒロイン本当に可愛いと思ってもらえるかしら?」と思っていると、作品のどこかにその不安が滲んで見える時があるような気がします。
この作品を通して感じたのは、作者様が「うちのヒロイン最強に可愛いぜ!」という想いと楽しさを持って書かれていたこと。
そして、ヒロインを通して魅せるこだわりの世界観。
読み手の好みはあると思いますが、最強かわいいを貫き通す本作、ぜひ読んでみて頂きたいと思います。
オススメです!
主人公マリスは、F級冒険者。
愛するペットの猫を失ったばかりで、悲しみにくれていた。ペットロスは心のトラウマになるほど深刻で……。
そこにあらわれたのは、〝邪神〟ニャル。ニャルは、マリスの願いを映したのか? 亡くなった猫にそっくりの姿となる。
マリスはニャルを心から愛でるようになる。
ニャルはツンデレで、〝邪神〟らしく、あちこち暗黒に染めようとするが、なぜかことごとく失敗してしまい、むしろ神聖さまで垣間見える。
そして、マリスにだけはちょろい。
マリスが大好きになってしまったのである。
ニャルの可愛さに、まわりの人々は次々と陥落していく。
マリスはニャルのもふもふの頭をなでる。ニャルはとろけそうな顔をする。
普段のニャルはマスコット化された体形で、マリスの大好きな猫耳猫しっぽのモフモフ付き。
二人の甘い雰囲気に、読んでるこっちも顔がニマニマする。
安心して、ニャルの可愛さを愛でる事ができる、まさに「最かわ」にぴったりの作品です。