「力とは何か?」という深遠な問いから始まる、竹中半兵衛と黒田官兵衛、二人の若き天才軍師の物語。
大切な者の死に絶望し、知恵で権力を凌駕しながらも虚無を抱える「氷」の半兵衛。己の才を世界に知らしめんと泥の中から天を仰ぐ「火」の官兵衛。この対照的な二人の孤独と渇望が、戦国の動乱を背景に鮮烈に描かれます。
伝説の「稲葉山城十六人乗っ取り」の裏側に込められた、半兵衛の青く燃える修羅の決意。そしてそれを受け止める信長や秀吉の描写も圧巻です。史実の重厚さとドラマチックな心理描写が融合した、軍記物ファン必読の傑作です!