第3話

 ナナンの育ての親だった傭兵セムトは、よく彼女に言い聞かせたものだった。


『人には優しくしておあげ。もちろん、ナナンの嫌いな貴族にもね』


 慈愛に満ちた包み込むような言葉と、彼女の頭を撫でる大きな優しい手。しかしナナンは思う。


(……本当に、貴族にも優しくしなきゃダメなの? セムトお父さん?)


 たった今、優しくするべき対象に尊大そんだいな態度で冷ややかな視線と罵倒ばとうを浴びている状況では、なおさらにそう問いかけてしまう彼女だった。


「――まったく、何もわからぬ娘が分をわきまえず奇行に走りおって。邪魔者とは貴様のためにあるような言葉だな」

「あ、あははははは……」


 引きつる頬をうまく動かして笑えたかどうか。

 ナナンには自信がなかった。


 食堂を離れたナナンは、とりあえず金髪碧眼の青年を人目のつかない路地へと連れてきていた。

 今後を考え、大通りは歩くべきではないと判断したからだ。


(落ち着いて私。冷静にね。我慢と忍耐よ。このくらいでめげちゃダメ)


 深く深呼吸し、湧き出しそうな怒りを無理やり抑え付けた。平常心を心がけて口を開く。


「まぁ、その。あのままじゃ大変なことになりそうでしたし」

「大変なこと?」


 青年は整った眉間にしわを寄せる。どうも、大男から危険な匂いを感じ取ることは出来ていなかったらしい。


(ああ、どうりで護衛も無しで尊大に出来るわけよね。危機意識が退化して、無くなっちゃってるんだから)


「ええと。一方的な虐殺ぎゃくさつ……いえ、イジメといいますか。無益ないさかいは避けるべきですよね?」

「…………。あの料理人の風上にも置けない木偶でくが、我に戦いを挑もうとしていたということか? ふん、しゃらくさい。それならばそれで返り討ちにしてやるまでだ」

「…………」


 恐ろしい事に彼の碧眼には真剣マジの二文字が浮かんでいる。


(うわぁ。無知って罪だわ……)


 しゃべると嘲笑ちょうしょうが漏れてしまいそうだったのでナナンが沈黙していると、青年は白い外套がいとうに包まれた背を向けた。


「余計なことをしたな娘。いずれ、その愚行ぐこうが己の首を絞めると心しろ。今後は自重するがよい」


 不吉な警告を残して、立ち去ろうとする。


「ちょ、ちょっと待って下さいっ!」


 ナナンは慌てて彼を引き止める。これでは、罵倒ばとうされるのが大好きな被虐ひぎゃく趣味しゅみの変態少女で終わってしまう。


五月蝿うるさいぞ娘。我はこれからまともな料理人のいる店を探し、舌を満足させねばならんのだ。貴様とかかずらう暇なぞ……」

「それなら私が美味しいお店を紹介しますよ。――エルセル・ド・ブリュンデル様に」

「…………」


 エルセル、と言われた青年は歩みを止めて振り返った。

 軽蔑けいべつしか宿していなかった彼の碧眼が、今度は探るような色を乗せてナナンを映している。


(大当たり)


 胸中でナナンはほくそ笑む。やはり、彼はブリュンデル家の六男坊だった。自分のツキの良さに感謝しなければならない。


 ナナンが『早耳はやみみ親父おやじ』のゴンドから買った情報とは、ブリュンデル家のお家騒動についてである。

 ブリュンデル家は数多くの戦地を駆け武勲ぶくんを得て、一騎士から辺境伯へんきょうはくの位まで昇りついたゴルドバル・ド・ブリュンデルが一代で築いた名家である。

 一部の貴族からは、憧れとねたみを含めていくさ貴族とも呼ばれている。


 齢六十を越えても戦地を駆けていた当主のゴルドバルが戦死したのは、つい先の月のこと。

 近隣の人間と家畜を脅かし、誰もが成す術のなかった大型の妖獣ようじゅうと刺し違える――という壮絶にして勇敢なる最期だったそうだ。


 それだけならば英雄譚えいゆうたんとして終わったのだが、現実とは甘い夢を見させぬもの。ゴルドバルの遺言が、一族に戦乱の嵐を呼ぶこととなる。


『我ののこした全ては、戦いを生き残りし我が子一人にのみ、与える』


 兄弟間での殺し合い。

 実子も妾腹しょうふくの子も生まれた順番さえ関係ない。

 求められた資格はブリュンデルの血と強さ。

 戦貴族という呼称にふさわしい、なんとも血生臭い遺言だった。


 ゴルドバルは正妻の間に4人、妾達の間に4人の計8人の子を成していた。遺言が子供たちの耳に届いた翌日には、長男が次男にさっそく殺された。


 その後は強欲と謀略ぼうりゃくが絡み合う熾烈しれつな闘争が展開したという。戦いを積極的に求める者、漁夫の利を得ようとする者などなど。

 ブリュンデル家の六男エルセルは、一族の中では珍しく戦を求めない比較的穏やかな気性の人物だという。

 それゆえか判別は難しいが、彼は機転の利く配下に恵まれていたようだ。


 エルセルを支える配下達は遺言が公開された瞬間、いち早く主を屋敷から避難させ、兄弟達の魔の手から遠ざけることに成功したそうだ。

 が、しかし。退避行たいひこうに問題が発生した。


 街道を南下中の一行は世にはびこる妖獣ようじゅうに襲われ、配下達はエルセルと離れ離れになってしまったのだそうだ。

 目下、配下達は信用の置ける情報屋に連絡を取るなどして、主を捜索中である――


(――エルセルの特徴は白い外套を着た金髪碧眼の青年であること。そして何より、白い外套についている金の留め具に刻まれたブリュンデル家の紋章――留め具に気付かなかったら大変だったけど、運も実力のうちよね。さすが私だわ)


 ナナンの視力があやふやでなければ、眼前の青年はエルセル・ド・ブリュンデルなのだろう。

 街道ではぐれた彼はその後、一人でここヒーバまでなんとか逃げてきたのだと思われる。

 それから空腹に気付き、場末の食堂で世間知らずを尊大そんだいな態度で露呈ろていしていた……というところだろう。


 早耳親父ゴンドによれば配下達は、東の街セパチカを捜索の拠点にしているという。街道を目立たぬように迂回しつつ行けば二日程度で到着できるだろう。


(これからゴンドに連絡を頼んだら仲介料を取られる。このまま送り届ければ、礼金と貴族に対する貸しがそのまま私の物。……くふふ)


 貴族は嫌いだが貴族の持っているお金は大好きなナナンにとって、それなりにおいしく楽な仕事である。

 せいぜい心のこもっていない敬語を駆使して、世間知らずのご機嫌取りをするつもりだった。


「……娘」


 うっかりにやけてしまっていたナナンは、いぶかしげな声で意識を引き戻された。


「ああはい、何でしょう?」

「まことか?」

「ん? ……なんでしたっけ?」

「美味い店を紹介すると口にしたであろうが」

「あー、もちろん。本当に知っています。きっとお口に合うと思いますよ」


 愛想よく頷く。

 ただ笑っていたり黙ってさえいれば文句の付けようのない美人だ、と血の繋がらない家族達によく揶揄やゆされていたナナンは、笑顔の使い方もよく心得ている。

 不機嫌の若君わかぎみは碧眼でじっとナナンを見つめ続けた。

 そして数秒瞼を閉ざすと、腰に手を当てて小さく息を吐く。


「いいだろう。案内しろ」

「はい。そこでお願いなんですが」


 ナナンは彼の眉間に皺が寄るよりも早く、次の言葉を投げる。


「私をしばらくの護衛としてお使いいただけませんか?」

「……護衛」


 金髪碧眼の彼は苛立つより、石を飲み込んでしまった子犬のような戸惑いの瞬きをした。護衛という必須を遠いもののように捉えている表情だ。

 信じがたいことだが、自分の置かれている危うい立場がいまだに曖昧あいまいなのかもしれない。

 もしくは彼の周囲の配下達が、主人しゅじんに危機的状況をうまく伝えることが出来ていなかったのだろうか。


(それとも、エルセルが余程のお馬鹿さんか。ま、何にしろ障害は来るものだし、私のお金儲けには関係ないけど)


「お前が我を護る、と?」


 青年はナナンの全身を懐疑的かいぎてきな表情で眺める。

 亜麻あまいろの髪に瑠璃るりいろの大きな瞳。

 白い手足と細い腰、胸元のボリュームは年齢にしては大きい。

 腰のメイスと体の各所に差した投げナイフ。


 よそおいこそ妖物ようぶつうごめく大地を行く冒険者のものだが、ナナンの外見は『街のお嬢さん』とそう大差ない。

 腰のメイスも、巧く細腕ほそうでで操れるものなのかどうか……という、誰もが抱くであろう疑惑ぎねんは頷けるものだ。


 だがナナンは微笑みながら腰のメイスを手に取った。


「ご心配なく。腕は立ちますから私」

「む。そういうことを我は……」

「今から証明しますね。――出てきなさいよ、そこの連中」


 青年の言葉をさえぎり、ナナンは路地の暗闇に声をかけた。

 ……路地をおおいつつある敵意を感じ取ったのは、つい先ほど。

 彼女の体は戦闘態勢へすでに移行している。


「忘れ物ですよ、お客人」


 二人の後方、暗がりの奥から三人の男達がナナンの呼びかけへ応じるように現れた。

 片手にナイフをそれぞれ持った目付きの悪い二人の男と、その背後に先ほどの食堂で相対した大男。

 彼等は笑顔を浮かべてはいるが、とても友好的とは思えないいやしさを全身から放っていた。

 どうやら彼等も金髪碧眼の青年から金の匂いを嗅ぎ取っていたようだ。

 もっともナナンとは違い、自らの嗜虐心しぎゃくしんを満足させようともしているようだが。


「忘れ物だと? 我にそんな記憶は……」

「さっき話はついたはずよ。しつこいんじゃないの? ネチョネチョした男ってサイテーだわ。モテないわよ。モテてないでしょうけど」


 護衛対象を背中にかばいい、ナナンはメイスを片手に前へ出た。

 言葉をさえぎられて憮然ぶぜんとする青年は無視である。


 大男は腰の鞘からなたを抜きながら、ナナンの言葉を鼻で笑う。


「いや、それはそちらの勝手な解釈かいしゃくでして。うちの名誉を傷つけてくれた慰謝料いしゃりょうがまだなんですよ」


 今度はナナンが鼻で笑う番だった。


「傷付くほどの名誉があの小汚い食堂のどこにあるのよ? お腹を満たせばいいだけの料理しか出してないんだから、名誉なんて大層なものを抱えない方がいいわよ。――潰されちゃうから」


 明らかな挑発。年下の、それも細身の少女に罵倒され、笑い飛ばすだけの度量を男達の誰もが持ち合わせてはいなかった。


「言わせておきゃあ、このガキがっ……!」


 先頭の男がナイフを振りかざして突進した。短刀が禍々まがまがしい光を放つ。

 ナナンは冷静に迎え撃った。

 振り下ろされたナイフの動きに合わせ、メイスを振り先端ではじく。あっさりナイフが宙に舞った。

 持ち方がなってない。

 さらに男には防御された時の次の手が頭にない。


 目を見開く男の肩へ、片手で振り上げたナナンのメイスがめり込んだ。

 男は悲鳴を上げて仰向けに転倒した。

 へこむ肩を男が片手で押さえた瞬間には、とどめに振り下ろされた鉄の棒が腹に食い込んでいた。


(そもそも。三人で来ている数の有利を、狭い路地で相殺そうさいしている時点でダメダメだわ)


 泡を吹く仲間を見て、逃げればいいものを二人目の男も突進を決行した。

 突き出される短刀。

 踊るナナンの亜麻色の髪。

 すり抜けるナイフと上体が泳ぐ男。

 半回転する細身の少女。

 遠心力の乗ったメイスの一撃が、男の脇腹を直撃した。


 化鳥けちょうのような苦鳴をあげて、男がうつ伏せに倒れ伏す。

 その無防備な背骨に鉄の追撃が無慈悲に落ちる。嫌な音を立てて背中がへこんだ。


 あっという間の攻防。戦いというよりは蹂躙じゅうりんだった。


「ぬぐぅぅっ……!」


 大男の額に脂汗が浮く。仄かな後悔と深刻な怒りが、いかつい顔の上でワルツを踊っていた。

 ナナンは愛用の武器をスッと大男にかざす。


「ね? 潰されちゃったでしょ。このへんでお財布を置いて退いた方が心と体のタメじゃないかしら」

「………………」


 大男は鉈の柄をぎりぎりと握り締める。

 倒れた仲間とナナンを見比べ、大きく舌打ちした。

 うつむき、鉈を持った手を下げる。


「そうそう。賢い選択ね。脳ミソの中身まで筋肉というわけじゃ……」


 クスクスと笑うナナンへ鉈が飛来した。


 大男の下手投げ。

 腕を下ろしたのは予備動作に過ぎなかった。


 だがナナンはあせらず、振り下ろしたメイスで鉈を叩き落す。

 このまま棒立ちしていても当たらなかっただろうが、背後の護衛対象に当たっては一大事だ。

 治療費を請求されて報酬が減るかもしれない。


「かぁっ!」


 大男の勝利の吐息。

 鉈の投擲とうてきと同時に、大男は仲間の背中を踏みしだいてナナンに肉薄した。

 ナナンのメイスは鉈を打ち払ったことで下がっており、今から振り上げても彼女の細腕では大男にとって大した打撃にならないだろう。

 体格差がこういう時に物を言う。

 武器を振れないほど近接して組み伏せさえしてしまえば、細身の少女などどうとでも出来る。大男の狙ったであろうその思惑は正しい。


 ただ。

 敗北の原因が何だったのかと問えば。

 襲った相手の総合的な力量を、仲間二人を失った後でも測り間違えてしまったということに尽きる。


 野太い両腕がナナンへ伸びる。

 ほぼ同時にナナンのメイスがひるがえって、大男の脇腹に当たった。

 大男の表情は歪まない。

 鉄に速度が乗り切らず威力が足りない。ナナンは大男をひるませる程の打撃を与えることが出来なかったのだ。


 歓喜の感情が凶暴さと混じって大男の顔に浮かぶ。

 だがそれも一瞬。


「なはぁっ!?」


 情けない悲鳴は仕方のないもの。

 大男はのだから。


 大男は足を滑らせていない。ナナンのメイスによる打撃に屈したわけでもない。

 しかし結果として、大男は路地に胸から伏していた。


 路地裏の硬い土の地面は、大男の重さを彼にそのまま返したようだった。

 咳と唾液だえきが大男の口から吐き出されて土に染みを作る。


「ほら、忠告って大事よね?」


 ナナンは優しく呟いて、メイスを大男の後頭部へ振り下ろした。

 鈍い音が路地に木霊し、大男の意識は沈んだ。


 昏倒した男達へ気のない視線を送り、脅威きょういが去ったことを確認したナナンはメイスを腰へ戻す。


「と、私の腕前はこんな感じです。……お」


 軽く息を吐いて護衛対象へ振り返ると、意外なことに青年は平然としたものだった。

 こちらを見つめる透き通るような碧眼へきがんに、怯えた様子は微塵みじんも感じられない。


(ふーん……。てっきりガタガタ震えているかと思ったんだけど……。もしかしてこのエルセルって結構な大物……だったり? お父さんが戦貴族なんて呼ばれていたみたいだし)


 ナナンがとらえかねていると、沈黙の若君は悠然ゆうぜんと腕を組んだ。

 「うむ」と頷いてなどしてみせる。


「――なるほど。こういうゴミが来た時のための露払いか。我が相手をするまでもないからな」

「…………はぁ。まぁ、そういうことでもありますか」


 認識に大きなズレがある。

 ナナンは胸中で溜め息をつく。


 自分の腕前披露と合わせて、危機意識を持ってもらおうとも思ったのだが。

 これはしばらく苦労するかもしれない。

 自身が次期当主の座を狙う兄弟達の魔の手から逃げている……という自覚すら、眼前の青年にはなさそうだ。


「よし、娘。美味い店に案内するまで、我に同道することを許してやろう」

「………………。ありがとう、ござい、ます」


 上辺だけのお礼を口にするまで、ずいぶんと苦労をしてしまった。仕事と割り切らなければ、メイスで護衛対象の額をカチ割っているところだ。


(我慢。忍耐よ私。こいつの配下達がいるっていうセパチカまで、たった二日ぐらいの辛抱だもの。お金のためなら耐えられ、耐えられ、耐えられ……ると、いいなぁ……)


 自分を励ますナナンの背中には、すでに悲壮感ひそうかんさえただよっていた。


「何をしている娘。さっさと美味い店に案内せんか」

「は、はい。……ところで、私の名前なんですが。ナナン・クロックフェイトと申し……」

「だからどうした。何度も我に同じ事を言わせるな娘」


(我慢……っ。忍耐だってば私ぃ……っ!!)


 お金のために我慢は出来る。

 だが。

 ナナンの嚙み締められた奥歯が、セパチカまで砕けず耐えられるかどうかは……別の問題だった。



 二人が去った後。

 戦闘という名の蹂躙が行われた路地へ現れる影があった。

 哀れに転がる三人の男達の上で会話が交わされる。


「――やりますね、あの細腕でメイスを軽々と。あの怪力から見ても、そこそこの修羅場しゅらばは渡ってきている冒険者の様子。どう仕掛けますか、サンダース様」

「……怪力。怪力ねぇ。そう見えるか。……ふぅむ。ありゃあ確かにやっかいだな。やっかいだよ。ああ面倒だなこりゃ。面倒くせぇったらねぇぞおい。どうしようかなぁ。ああー……めんどくせ」


 サンダースと呼ばれた男は気だるそうにぶつぶつと文句を垂れた。

 顎の無精髭ぶしょうひげをざらりと撫でる。

 伸び放題のクセ毛にたれ目。

 覇気とは無縁の人生が表情に見え隠れする男だった。


「……ではこの仕事、降りますかサンダース様?」

「おいおいおいおい。あきらめんの早ぇなお前は。男じゃねぇだろそれじゃ。降りるなんて言ってねぇだろ? おまえ新入りだったか。これは俺のクセなんだよクセ。だらだらだらだらと愚痴を並べんのはため息の代わりなんだよ。慣れねぇと辛いのは自分だぜおい。それと、俺のことは名前で呼ばずに『カシラ』と呼べと言っただろうが。気を付けろよな」

「はぁ、すみません」

「わかったらいいんだよ。よろしくな。そんじゃあ、他の連中に連絡だ。依頼主に報酬の上乗せを要求するようにってな」

「上乗せ、ですか? 相場より結構な金額でこの仕事を受けていますけど……応じますかね?」


 新入りの発言に、サンダースは口の端を歪めてみせた。


「攻略のためだ、と説得すりゃどうとでもなるだろ。前金を半分は払っちまっている段階で、依頼主は元を取り戻そうとするから引き返さねぇしな。――さぁ、あの小娘を知恵と勇気と義務でヘコますぞ新入り。この俺をゆるく信じろ」


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