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三時十四分の白兎

三時十四分の白兎

ひとひら

おすすめレビュー

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★★★
★12
4人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • 青羽 イオ
    236件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    答えはもう、知っている

    「迷っている」と「道に迷った」は違う、とウサギさんが言う。その一言で、この物語が何を書こうとしているかがわかる。
    主人公は送れないメッセージを抱えて、宛先のないまま歩いている。立ち止まると怖いから歩く。その逃避の正直さが、冒頭から淡々と、しかし確かに伝わってくる。
    「何度、書き直しましたか」という問いの置き方が特によかった。直接聞かない。「さあ、何でしょう」と引いてみせる。それが押しつけにならず、主人公が自分で気づくための間になっている。

    送れた、という四文字の着地が静かで好きです。

    • 2026年2月28日 09:45