n人目 梅田の案内係『大倉芳江』への応援コメント
文芸部へのご参加、ありがとうございます。
「梅田の地下街は迷宮」という関西あるあるを、ここまで不気味で魅力的な怪異ホラーへと昇華された筆力に、終始鳥肌が立ちっぱなしでした。まだ連載中のようですが、あまりの面白さに一気に読み進めてしまいました。
■ 全体を読んでの感想
1章で描かれる4人のオムニバスが、それぞれ現代人のリアルな「心の隙間(疲弊、孤独、執着、未練)」を抱えており、その精神的な迷いと梅田地下街の物理的な迷宮がリンクしていく構成が実に見事です。
個人的に最もゾクッとしたのは、4人目の佐藤さんのエピソードです。彼だけは「生きていない(すでに他界している)」がゆえに、メダマンの"目"にはならず、かつての美しい記憶の梅田へと救われるように消えていく。この切なくも美しい幕引きがあるからこそ、生きたまま呑まれた他の3人の絶望がより一層際立っていました。
そして2章の案内係・大倉さんのエピソードで、怪異の視点へとシームレスに繋がっていく展開の鮮やかさ。五感(特に「目の渇き」)を通じた変異の描写がじわじわと恐ろしく、ラストの「また、目が増えてるで」のセリフで頭を殴られたような衝撃を受けました。
■ お題「省略法」の活用について
本作では、お題である「省略法」が、ホラーとしての「正体不明の不気味さ」と「日常の崩壊」を演出するために、これ以上ないほど効果的に使われていました。
・【怪異の『ルール』の説明をあえて省略する恐怖】
メダマンや警備員の正体、なぜイカ焼きやワインを口にすると呑まれるのか、その明確な設定や「なぜ?」にあたる部分があえて詳しく語られません。この情報の省略によって、「理由もわからず、ただ引きずり込まれていく」都市伝説ホラー特有の底知れない恐怖が極限まで高まっていました。
・【大倉さんの『時間と記憶』の省略】
2章において、大倉さんが「いつからここにいたのか」という過去の記憶や、日常の時間の経過があえて省略されています。目薬の減りの早さという違和感から、気づいた時にはすでに自分自身が怪異のシステム(n人"目")の一部に組み込まれているという絶望が、この記憶の省略によって冷徹に表現されていました。
■ 最後に
「ここはいつも変わらんから」
日常の風景がジワジワと反転していく、極上の梅田ホラーをありがとうございました。
案内係の大倉さんまでもが"目"となってしまった今、この迷宮は次に誰を呑み込もうとしているのか……。張り巡らされた伏線と、散りばめられた大阪ローカルの絶妙なエッセンス(551や二国など)がどう絡んでいくのか、これからの連載の続きを本当に楽しみにしております。完結まで応援しております!
作者からの返信
お読みいただき、そしてご丁寧なご感想をいただきありがとうございます。
イベントに参加していいのかな?と少しドキドキしていましたが、受け入れていただきとても嬉しいです。
私自身、梅田のルールや考えがよく分かっていないまま書き綴っており、書くたびに新たな発見がありまた振り回されたりしております。
また梅田が私に語りかけてきたら続きを書いていきたいと思います。
ありがとうございます。
4人め 過去を懐かしむ老人『佐藤秀司』への応援コメント
あの広大なダンジョンのどこかには、こうして呑まれた人々もいるのかな……と、そんな気分にさせられます。
梅田ダンジョンの難所は、個人的には大阪駅前ビル一帯だと感じます。
作者からの返信
毎日何万人も行き来してますから、何人かは呑まれてるかも知れませんね…
大阪駅前ビルは梅田の心臓部かもしれません
4人め 過去を懐かしむ老人『佐藤秀司』への応援コメント
いいお話ですね!
最後の話が、ほっこりしていてよかったです。
山口美奈子さんの、このセリフ、すごいリアルでした。
「いや、あんたの親やろ。
何で私が気を回さんとあかんの?
義父母はええ人たちやからまだこうやって私が動いてるけど、私にその義務ないんやで?」
とても楽しくあっというまに全話読ませていただきました。
ありがとうございました。
メダマン、思わず検索しました……。
作者からの返信
全話お読みいただきありがとうございます。
メダマン、検索されたんですね……
こちらの世界へようこそ。
1人目 東京から来た青年『高橋直樹』 への応援コメント
知っている地名がでてくるのは楽しいですね!
551? 実在すると思っとるんか?
これ最高でした!
作者からの返信
ありがとうございます。
551は私も実在すると思ってました……
4人め 過去を懐かしむ老人『佐藤秀司』への応援コメント
梅田は何度か行った事があるものの、色んな人が居て露店も出ていました。地図があれば何とか進めるような地下迷宮とも言えます。
作者からの返信
大体の構造は分かってるはずなのですが、この間行ってみたら新しい通路ができてました😅
侮れないです。
4人め 過去を懐かしむ老人『佐藤秀司』への応援コメント
梅田地下街って迷路なんですか? 帰れない怖さが、じわじわ来ました。
イカを食べると取り込まれるのかと思ったら、特定の食べ物ではなさそうで。まさか、後期高齢者になるまで、彷徨ようのでしょうか。怖いよー。最後の佐藤さんのように幸せに逝けたらいいけれど。
第二章。楽しみにしています。第一章の登場人物はもう出てこないのでしょうか。気にかかります。
作者からの返信
はい、梅田地下街はしょっちゅう変化するので地元民でも迷います。
梅田がどういう基準で人を選ぶのか私もよく分かりませんが、意思を持つダンジョンだと思うと怖いですね
2章も構想中です。
また出てくるかは……お楽しみに。
1人目 東京から来た青年『高橋直樹』 への応援コメント
大阪は梅田、神戸は三宮、東京は大手町から有楽町。
とても、ややこしいですね……。
作者からの返信
地下街はどこもややこしいですね。
私はこの間、東京の地下で迷いました……。
1人目 東京から来た青年『高橋直樹』 への応援コメント
斬新で面白いですね!やっぱり実在の場所が出てくると、ついそこに行きたくなってしまいます。
最後に書いてある一人目というのが無機質な怖さを演出してて、思わず後ろを振り返ってしまいました。
僕の自主企画にご参加いただき、ありがとうございます!
作者からの返信
企画に参加させていただき、ありがとうございます。
梅田地下街は私自身よく行くのですが、帰ってこられるかな?と毎回心配にはなります。
是非梅田へお越しください。