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  • 第48話 屋敷に満ちる異質への応援コメント

    あああ、セリアの父母はルヴェリスたちから警告される前にこんなことになってしまったんですね…。決してよい父母ではありませんでしたが、後でセリアの罪になるのはつらいです。
    火事かと思った時に無理にでもドアを開けたのは、少しでも娘を案じる気持ちがあったと思いたい。使用人たちが無事に逃げられたのがせめてもの救いです。

  • 第47話 月影亭の沈黙への応援コメント

    伊織、ルヴェリスを見て誰かを思い出したのしょうか? エルフに知り合いがいそうな…。
    ルヴェリスに話がいったことで、学院の先生たちが動き出してくれそうで、厳しい状況のようですが期待したいところです。
    矛盾を抱えた状態での術理、今まさにクララがやっていることに似ている気がします。

  • 第46話 歪みの底への応援コメント

    セリアの父親に向かって「アメリカ合衆国!」と言い話すクララが小気味いいですね。
    セリアは…もはや異形の姿になってしまっているんですね。クララを待っていたけれど、まだクララの中には澄んだ音が残っている…。クララまで闇に侵されそうで怖いです。一緒に仲間がいてくれたことが救いです。
    ルヴェリス先生、頼もしい響きですね。そして帰還したリオ。彼も関わることになるのでしょうか。

  • 第45話 白む前の気配への応援コメント

    ああー契約従事者はブロンズ級から…受付嬢が躊躇うのも無理ないですね。実力と階級が見合っていませんから…。
    モノはあっても換金できない、伊織にお金がないのはこういうことだったんですね。
    でも伊織はあまり気にしていない様子! こういうマインド眩しいです…!
    セリアはとうとう部屋に籠ってしまうように。使用人も心配してくれているのに…セリアには届かないのが悲しいです。

  • 第44話 縁の夜への応援コメント

    なるほど…あの鍔は、伊織の竹馬の友から生前の形見としてもらったものなんですね。それに似ている、と。それそのものかもしれませんね…。でもそれがここにあるということは、友はもうこの世界にはいない可能性も…。
    縁とは不思議なものですね。こうしてこの物語に出会ったことも、良き縁です。
    クララはセリアのことが気になっているんですね…。セリアを救えるとしたら、彼女のことを気に懸けているクララなのかもしれません。

    伊織、お宝をずっしり持っていた…! これはすごい!
    目を輝かせるリオが素直で可愛いですね!

    作者からの返信

    続けてお読みいただき、感謝申し上げます。

    この鍔の来歴は、物語の最終局面で明らかになってきます。が、なぜリオが所持しているのかはまだまだ先の展開となります。

    縁とは偶然の産物のようにも思われますが、そもそも生きとし生けるものは、互いに何らかの関係を持ち、影響を及ぼし合って生きているものだと、お釈迦様が説いています。正しく前向きな心を持てば、自然と良縁が舞い込む、そうあってほしいですし、そう信じています。そのことをこの物語では表わしたかったのです。

    伊織は貴重なものを大量に所持していました。が、全然裕福には見えません。その理由はこの後明らかになっていきます(たぶん……)。

  • 第43話 交わる影への応援コメント

    クララの涙、ですよね、心配でしたよね…!
    伊織はマイペースで、するりと人の懐に入るのがうまそうな印象を持ちました。
    そして飯テロ―! しまったこんな時間に…美味しそうです。伊織も満足そうで何よりでした。リオも修行がひとまず終わって風呂に入って、温かくて美味しい食事をこの面子でできてよかったですね…!
    『絶対的な一撃』伊織の戦法がものすごい…極端ですが実行できれば強いですよね。リオも彼に弟子入りしたからには、その道を行くことになりそうですね。
    お、クララが開発したのは眼鏡なんですね! これはものすごく喜ばれそうです。見えるって本当に、有難いことですから…。

    作者からの返信

    続けてお読みいただき、感謝申し上げます。

    伊織は良くも悪くも自由人(この世界では)ですね。身分証も持たず勝手に街に出入りし、弟子の宿にもふらふらついてくる。まぁ、自由に生きると言うことは、野垂れ死ぬ自由と背中合わせだと、隆慶一郎が『一無庵風流記』にて前田慶次郎に語らせていたことですが、まさにそんな人物です。

    眼鏡自体はこの世界にはあったのですが、それは凸レンズを用いた老眼鏡でした。しかし、クララは反対に削ることで凹レンズを作り出し、近視用眼鏡を作り出しました。誰でも思いつきそうですが、いわゆる逆転の発想という奴で、この世界では初の遠用眼鏡が生まれた形となったのです。これはひと財産築けますね!もう術理学院の学費は卒業まで確保したようなものです!

  • 第42話 木を打つ朝への応援コメント

    イオリが指示した訓練。あの遺跡で起こったことが納得できる迫力でした。リオと一緒に呑まれてしまいました…!
    ゲンコツを落とされながら、やり切ったんですねリオ。しかも、一度も宿に戻らずずっとあの場所で!? 食事はイオリが何か獲ってきてくれたんでしょうか…。ボロボロで返事もろくにできないリオ、お疲れさまでした…。クララが見たら目を剥きそうです!
    討伐に来られる前でよかったですね!笑

    作者からの返信

    続けてお読みいただき、感謝申し上げます。

    ある程度の修練を積むまで、食料も現地調達、風呂の代わりに湖で体を洗う。所謂『山籠もり』と同じような状況に置かれたリオ。

    街に聞こえてきたのは立木打ちの気合か、果たして悲鳴だったのか。しかし強くなるためには我流でやっていても意味が無く、師となる人物に正しく導いて貰う必要がありますから、仕方が無いですよね。ただ、この師匠は、かなり極端な剣術を教えているようで……。

  • 第41話 渇きの声への応援コメント

    これは…もうセリアは末期症状といって良さそうですね…。
    積もり積もった愛を求める心が形を持ってしまったようにも思えます。鏡を通してそれを見てしまい、そして言葉をかけてしまった…。
    七理の循環から逸脱した状態、堕界体は悪でなく人の心に寄り添うだけ…一見無害に思えるこれは、一時は慰みになるかもしれないけれど深入りすると厄介ですよね…。昨今のAIだけを話し相手にする怖さにも似ている気がします。
    セリアが見ているのは、異形のセリア、なのですよね。それがクララの姿としても見えている…? セリアの中でクララの存在はそれほど嫉妬と羨望の対象ということでしょうか。なんとか彼女が救われるとよいのですが…。

    作者からの返信

    続けてお読みいただき、感謝申し上げます。

    セリアは生まれも育ちも上流階級ですが、たったひとつ自由にならないものがありました。それは『愛』でした。愛を知らずに育った人間は、心のどこかが空っぽになっていて、その隙間に良からぬものが侵食します。

    ひとつ確実に言えることは、クララはセリアの中で、よほど大きなウエイトを占める存在だと言うことです。

  • 第40話 湖畔の異国人への応援コメント

    とうとうイオリを見つけましたね、リオ!
    飄々としていながらどっしりとした物腰が想像できる剣士、この世界に長くいるだろうに、ギルドなどに属さずに自由に生きている感じですね。リオには不思議で新鮮な存在に映っただろうと思います。
    ちょっとやそっとの魔物では臆さず、あの遺跡もちょっと覗いたと言ってしまえる圧倒的強者感! そしてリオの剣にある鍔に目を留めたように思います。遠い過去に何か…あったような。そんな一瞬の表情でした。
    これからは『南雲先生』と弟子ですね!

    作者からの返信

    続けてお読みいただき、感謝申し上げます。

    この物語の最重要人物と言っても過言ではない、南雲伊織の登場です。後々判明することですが、伊織はギルドなどに属さなくても、一人でやっていけるような男です。そもそも彼がこの世界に転移してきた時、彼は永らくひとりぼっちで生活してきたわけですが、その話は2巻以降のネタバレになってしまいます……。

    主人公のひとり、リオは、よくあるラノベのように決して『最強』ではありませんが、この伊織は間違いなく『最強』の一角を担う存在です。今後も伊織の活躍に、乞うご期待(リオじゃないのか)!

  • 第39話 囁きの根への応援コメント

    クララは魔法で難儀しているようですね。抑えるではなく通す、フィネア先生の教え方が丁寧で安心します。実際にやってみせてくれるのもいいですね。
    セリアには変化が出てきている様子。これは、彼女に働きかけている存在がいるからでしょうか。その存在にセリアの心が捕らえられていきつつある…怖ろしいことが起こりそうでハラハラしています。そしてセリアはティオのことが好きだったんでしょうか…クララに負の感情が集まりそうですね…。

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます。

    魔法と精霊を使役することは根本的に原理が異なりますので、クララは苦労すると思います。しかし元世界で古い日本語の文献を解読できるようになるほどの勉強家。何とかなるでしょう。

    ご明察の通り、セリアに働きかける者がいるのです!いや、「者」と言えるのかどうか……。

    ティオは明らかにクララが好きですが、セリアは果たして……?乞うご期待!

  • 第59話 百五十年の先でへの応援コメント

    第一部完結お疲れ様でした。
    伊織とれんの別れ――その約束の儚さが、胸に深く残りました。戦場に駆けつけたれんの姿と、あの閃光の中で交わされた無言の想いが、あまりにも切なく、美しいです。
    そして百五十年という時を越えてなお止まったままの心……それが今の伊織に繋がっていたのだと分かり、静かな衝撃を覚えました。
    最後の宴の場面での一幕は、どこか温かく、それでいて彼の抱える過去を優しく滲ませる余韻があり、とても印象的です。

    作者からの返信

    ここまでお読みいただき、本当に感謝申し上げます。
    リオとクララの旅は始まったばかりですが、伊織は既に明日も見えない長い刻を生き抜いてきました。二人に出会ったことで、伊織自身もまた、新たに生きる希望が生まれてきたのだと、そう感じております。

  • 第6話 赤信号への応援コメント

    カーターの心情も描かれているのが場面に奥行きを与えていますな……

    そして不審者の影。会場から遠ざかる、この動きはもしや……

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます。

    カーター、結構嫌々やって来たって感じです。なんでこんな田舎町に戻ってこなきゃいかんのだ、親父は軍人だったけど、俺カンケーネー。

    そんな心情だったのでしょう。でもご安心ください。そんな悩みなど、不審者が……

  • 第58話 守れぬ約束への応援コメント

    れんと過ごした年月の積み重ねが、静かに、しかし確かな重みをもって伝わってきました。娘「まな」の誕生や、穏やかな暮らしの描写があるからこそ、れんの“時の違い”の告白がいっそう切なく胸に響きます。
    そして後半、時代の激流に飲み込まれていく伊織の姿――弥五郎との再会と別れは、あまりにも静かで、だからこそ深く心に残りました。
    守りたかったものと、時代に抗えない現実の対比が、非常に印象的です。

    作者からの返信

    素晴らしいご感想、痛み入ります。

    二人が大事にしてきた暮らしも、やがては時代の波に呑まれていく。あの当時や大東亜戦争時代の日本人が経験してきた、悲しい記憶です。
    竹馬の友も今は敵味方。別れの名残を惜しめば、却って心残りになる。「それでは、さようなら」は、そんな思いを断ち切るための、日常のままの挨拶でした。

    次回で最終話。本当にここまでお読みくださり、感謝申し上げます。

  • 第57話 山里の風への応援コメント

    時代を遡って語られる伊織の過去、空気の質まで変わるようで、とても印象的でした。弥五郎との稽古や父の教えが、今の伊織の在り方に繋がっているのがよく伝わってきます。
    そしてレネア――「れん」との出会いは、静かでありながら運命の重さを帯びていて、美しさと不穏さが同時に胸に残りました。
    言葉を交わしていく穏やかな日々の中に、それでも消えない彼女の孤独が滲んでいて、切ない余韻がとても良いですね。

    作者からの返信

    素晴らしいご感想を戴き、感謝申し上げます。

    幕末の日本に突如現れたレネア。彼女との邂逅が、伊織の運命を決定づけました。普通なら「妖怪じゃぁ!」と叫ばれてもおかしくない時代背景ですが、あまりの美しさに伊織は我を忘れたことでしょう。

    ふたりの穏やかな日々、このまま過ごさせてあげたかった、と今になって思います。

  • 第38話 囁きの底への応援コメント

    セリアの置かれている状況は過酷ですね…。光あれば影あり…愛されたいと強く願う彼女の気持ちは痛いほどよく分かります。相反する気持ちを持て余して最早限界に近い。それが何やらよくないものを引き付けてしまったようで…心配です。

    作者からの返信

    続けてお読みいただき、感謝申し上げます。

    生まれが良いから、何不自由なく過ごしてきたから、と他人は「セリアは幸せな子だ」ときっと考えます。しかし物質だけ満たされていても、肝心の心が満たされていなければ、人は簡単に不幸に陥ってしまいます。

    きっと我々のいる実世界も、そんなものなのだと思います。

  • 第37話 月影亭の再会への応援コメント

    久し振りに会えたリオとクララ、互いの存在が安心材料になっているんですね! 一人じゃない、と思えるのは大きいですね。心の支えになるのが分かります。
    シルバー級を飛び越えてゴールド級へ。言葉通り、カイたちは推薦してくれたんですね。運の実力のうち、巡ってきた機会を逃さず生かしたリオの実力ですね…!

    クララの方は…おやおや、クララに恋の視線を向ける男がいる…! 僅かなクララの変化を感じ取れるほどに彼女を見つめているのに、どうやらクララは彼の存在に気付いていないか…眼中にないような気がしますね…。
    クララは周囲の視線が気になっているんですね。彼女が異世界人だということを差し引いても、突出した異質な才能は怖れを抱かせますからね…。傍にリシュリナたちがいてよかったと思います。

    作者からの返信

    続けてお読みくださり、感謝申し上げます。

    契約従事者の飛び級など、本当に異例です。しかし、数少ない高位精鋭等級のカイたちの助言は、連盟の意思決定においては大きなウェイトを占めます。良かったな、リオ!

    一方、美人だし性格も良いクララ。好きにならないわけが無い!ティオ、頑張れ!アタックだ!

    出る杭を打とうとする人間は元世界も異世界にもおります。しかし、クララは「選抜高位クラス」におり、同級生もいわゆる「神童」として扱われてきた者たちですから、クララの心情を理解してあげられるのでしょうね。一部を除いて。

  • 第36話 工房に現れた影への応援コメント

    やっぱりイオリ! 生きていたんですね。時空の歪みにでもハマっていたんでしょうか? まだまだ現役なようです。トルグ相手には気さくそうで、それでいてどっしりとした安定感のある強者に見えました。これは、リオとの出逢いを期待してしまいます!

    リオはカイたちに認められてよかったですね。セルディアの言葉は冗談ではなさそうに感じました。

    作者からの返信

    続けてお読みくださり、感謝申し上げます。

    なんでイオリが生きているんでしょうねぇ……。残念ながら、その理由は3巻以降になってしまい、今回の物語では明かされません……。

    リオはアメリカの若者にしては(アメリカ人、ごめんなさい)真面目で実直な男です。そういう態度はどの世界でも好かれるのでしょう。また、秘めた何かをセルディアは感じ取っています。こうして、リオの世界は少しずつ開いていくことになります。

  • 第35話 神殿の異様への応援コメント

    さすがミスリル級の契約従事者たち、と納得の振る舞いでした。彼らの息の合い方、役割分担もしっかりされている様子から、長くこのパーティで仕事をしているんだなと思えました。言われる前に後方を警戒していたリオ、やりますね!

    神殿には先行者…清潔な斬り方。これは日本刀を想像してしまいますね…。しかもおそらく扉の仕掛けなども無視した一刀、常人ではあり得ない腕と剣が必要でしょう。死んでいそうな、名前だけ聞いたあの人が思い浮かびます。これは、怖いけれど期待も高まります!

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます。

    やはりこのレベルともなると、振る舞いからして変わってきます。下の等級には荒くれ者も多く、品性下劣な連中もおります。そんな奴らに、リオが染まらなくて良かったです。……染まっていたら……それはそれで面白い物語になっていたかもしれませんね。早々にクララたちと袂を別つことになったでしょうけれどもw

  • 第1話 薩摩の記憶への応援コメント

    昔のリアルすぎる夢が情景に映り、最後に睨みつけられる。
    一体何を暗示しているんでしょうかね?
    夢にしてはリアルすぎたみたいですが。
    今主人公は規帰省で日本にいるみたいですが、果たして何が起こるのでしょうか?

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます。

    この夢は、ちゃんと暗示でございます。
    主人公はアメリカにおります。リオは日系三世のアメリカ人で、アメリカ北西部の小さな街にいる大学生。実家もアメリカでございます。

  • 第56話 境を断つ刃への応援コメント

    クララの言葉でセリアを引き戻していく場面、まさに“想いで掴み取る”瞬間で、息を呑むほど美しかったです。
    そして伊織の一閃――あまりに静かで、それでいて決定的な一太刀が、すべてを断ち切るのが格好いいですね。
    最後のセリアの一言に、これまでの関係がそのまま残っている温度を感じて、救われたような余韻が胸に広がりました。

    作者からの返信

    美しい言葉での感想に、感謝申し上げます。

    クララと伊織の連携プレーで、奇跡的に堕界体を断ち斬り、セリアを何とか救えました。正気を取り戻したセリアの目に、クララはどのように映っていたのでしょう……。

    そして、リオ。不甲斐ない……ッ!と思われてしまいそうですが、人を斬ったこともない若者には、荷が重すぎたようです。

  • 第34話 風の逆流への応援コメント

    セリアはやりすぎたようですね…。
    クララにもセリアにも怪我がなくてよかったです。咄嗟にセリアを守る詠唱をしたクララは優しいですね。そうやって守れた実績は、クララをまた一歩先へ進ませたような気がします。
    庇われたセリアはもういたたまれませんね…。越えられない壁をクララに見ているのかもと思いました。
    講師が介入してくると事が大きくなるかと思いましたが、今回はセリアは助かりましたね。
    リオがいなくて寂しいんですねクララ…! 擦れ違い夫婦みたいなことになっていますね。ジルダが気に懸けてくれて嬉しかったです。

    作者からの返信

    続けてお読み頂き、感謝申し上げます。

    そう、セリアはやり過ぎてしまいました……。魔法と異なり霊唱術は精霊との交感により発動いたします。精霊も気まぐれで、気に入らない命令があれば反発・暴走いたします。おそらくクララは精霊に愛されているため、それを害するようなことを赦さなかったのではないでしょうか。

    こんなことがあれば、問題が大きくなるというご感想、その通りでございます。しかしこのクラスにはイルザという爆弾魔がおり、彼が赦されている現状、セリア程度では問題にならないのかもしれません……(笑)。

  • 第33話 笑みの含みへの応援コメント

    クララは順調に成長中ですね。戸惑いながらも、しっかり前に進んでいる感があります。セリアはそんなクララが本当に面白くないんですね…。
    ん、でも、急にセリアが視線を逸らしたりするようになったんですね? これ、セリアのノートに一瞬文字が浮かんだりしているんですよね。それで気味悪くなって、クララから少し離れ始めている…と。セリアに起こっていることを、クララは気付いているようですね。

    作者からの返信

    続けてお読み頂き、感謝申し上げます。

    セリアの心中は、非常に複雑なものでして、後半で段々と明かされていきます。

    ちょっと霊唱術では説明の付かない、悪戯が起きていて、ご指摘の通り、セリアは気味悪がっております。まぁ、自分のやっている事への意趣返しとは気付いているのでしょう……。

    クララはとってもよい子なので、セリアが悪戯の犠牲者になっても「ざまぁ」とは思えず、本気で心配する、そんなコです。

  • 第32話 新しい領域への応援コメント

    なんと、クララのためのルヴェリスの提案は完全には受け入れられなかったのですね…。それでも、まずは聴講という形で魔法に触れられることはよかったです。クララが迷うのも無理はないですが、彼女が好奇心旺盛でよかった…! 
    「“可能性”というのは、机上で語り続けるものではない。」というフィネアの言葉がいいですね。
    そして、サヤ! セリアに悪戯を仕掛けた子ですね!

    作者からの返信

    続けてお読み頂き、感謝申し上げます。

    もう、クララは霊唱術でいっぱいいっぱい。更に魔法なんて、学習する余裕がない、と考えても仕方が無かったのかも知れません。大学で学部をふたつ、掛け持ちするようなものですから。でも、完全に断らないところが、クララらしいですよね。

  • 第31話 夜道の同行者への応援コメント

    さっそくリオにとって良い先輩たちということが分かって安堵しました! 質問にきちんと答えてくれる人たちでよかったです。
    自己紹介も促されれば自分たちから答えてくれるなんて、できた大人たち! 最後のリオの自己紹介はほぼ名前と等級だけでしたが、やる気は伝わったようですね。連帯の空気が芽生えたことは安心要素です…!

    作者からの返信

    続けてお読み頂き、感謝申し上げます。

    このくらいの精鋭等級になりますと、やはり人格も完成されているようです。リオの「自己紹介」の発想は元世界では当たり前でしょうが、この世界で、この程度の絡みだとあまり馴染みのない風習とも言えます。リオの発言に、少々他の3人は面喰らったことでしょう。

  • 第30話 等級指定の依頼への応援コメント

    ああ、とてもいい形で気になっていた依頼に参加できましたね…!
    リオがミスリル級を指定している依頼を受けたいと考えていた時、私はハラハラしながら彼が諦めてくれることを祈っていました。
    ここにきてミスリル級の人たちとの出会い! 彼らの戦いがどういうものなのかを見るだけでも、リオの糧になりそうです。

    作者からの返信

    続けてお読み頂き、感謝申し上げます。

    スチール級のくせに、望みが高すぎないか、リオ青年!
    しかし、オリジナルの武器を手にし、彼は気がはやっているようです。そんな所へ都合良くミスリル級の面々が。そんなにいるのか、ミスリル級。

    実は街に1組いるかいないか程度のミスリル級です。普通は滅多に出会えない存在ではあるのですが、依頼はそんなに良い物ばかりではないので、連盟にはちょくちょく様々な契約従事者がやってきます。この日会えなくても、毎日通っていればその内会えたことでしょうが、この世界の神様は「試練を求める者には機会を与える」のが好きなようで、しっかり両者を会わせてくれました。

  • 第29話 新たな剣への応援コメント

    リオの剣がとうとう完成したんですね! トルグは素晴らしいものを作ってくれたようです。かつてのイオリと同じ日本刀。鍔も収まるところに収まって嬉しいのではないでしょうか。
    リオの身体にも馴染むようで、これからこの剣が彼の助けとなってくれるだろうと期待します。

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます。

    元世界と異世界のコラボ武器が完成いたしました。駆け出しの契約従事者としては、ちょっと贅沢な武器。リオの分身とも言えるこの剣(刀)は、今後どう、活躍してくれるのでしょうか!?

    ご期待頂き、トルグも喜んでおります(リオじゃないのかよ)。

  • 第55話 フィルヴァスの名への応援コメント

    フィルヴァスの名が呼ばれた瞬間、空間そのものが“正される”描写に、張り詰めていたものが一気に収束するような緊張感がありました。
    特にルヴェリスの「その名を穢すな」という一喝は、ただの術ではなく信念としての力を感じさせて、強く印象に残ります。
    そして、そのわずかな“正常な一瞬”に賭けて踏み込むクララ――この決断の速さと覚悟が、いよいよ核心に触れる場面として胸を打ちました。

    作者からの返信

    ここまでお読み頂き、感謝申し上げます。
    精霊と共に生きるハイエルフであるルヴェリスにとって、フィルヴァスへのディスは許せないものでした。もしかすると、我々の言う「言霊」のように、堕界体が発する言葉には、何らかの思念が乗り、汚染するものだからなのかも知れませんし、ルヴェリスの「その名を穢すな」はアンサーソングだったとも言えます(霊唱術は『詩(うた)』に例えられますし)……。
    クララの状況判断力、素晴らしいですよね。術理学院1年生で、すでにこれ。恐ろしい子。だから、危ない、とも言えます……。

  • 第28話 炎の環への応援コメント

    サヤの小さな悪戯で、ちょっとスッキリしました!
    クララは…だいぶ危ない方向へいっているようですね。僅かな想念が乗っただけで、通常は壊れるはずの術がそのまま形だけを変えた…。本人の器が耐えられなくなる、というルヴェリスの言葉にぞっとしました。それでも、さすがはアストリア術理学院。優秀な講師陣がしっかり見てくれているお陰で、クララの状態に応じた学びを与えてくれそうです。これにはホッとしました。レネアがここを推したことにも納得です。

    作者からの返信

    続けてお読み頂き、感謝感激です。
    クララはまるで、水を過剰に溜めてしまった水風船のような存在です。ちょっと吐出口を開けるだけで、制御できないような水流が出てしまうかのよう。これを如何に制御させるか。講師陣は頭を悩ませます。

  • 第27話 視線と棘への応援コメント

    クララは超越者であるがゆえに、感覚でできてしまうところがあるんですね。講師たちはそんな彼女におそらく危うさも感じているのでは、と思いました。だから、助言を与える。感覚だけのものを意識し直せるように促しているのでは、と。
    周囲から見れば、特別目をかけているようにも見えます。そのためにクララの周りがざわつくのは悲しいことですが、やはり突出した才能ゆえのこと、仕方がない気もします。
    とうとう意図的にクララの邪魔をする者が…クララを面白く思っていないセリアですね。サヤは一体何をするつもりなのでしょう?

    作者からの返信

    続けてお読み頂き、感謝申し上げます。
    クララの才能は、リオと比べても突出しているように、この段階では見えます。少なくとも学院内では完全に別次元の、まさに仰るとおり、「超越者」です。超越者なのですが、一歩間違うと危ういのは、術理の講師たちは見抜いていて、如何に彼女を導くか、に腐心することになります。
    サヤはいたずらっ子のダークエルフですが、2巻ではキーパーソンになります。しかし、現時点では……。

  • 第26話 緑風の詠への応援コメント

    クララは順調に精霊との交感ができるようになってきているようですね。精霊が応える際の描写が、毎度神秘的で見応えがあります。美しい光景を想像できるのは楽しいです!
    イルザ、甘栄堂さんが返信で言っておられたように、案外「ヤバい奴」のようですね。講義中にあんなことをするなんて! これでもまだ序の口なのでしょうか? そう考えると先が怖い気がしてきました。クララはまだ笑っていられるくらいのようですが…。
    リシュリナは言葉少なにクララを認めてくれているんですね…! 対してセリアはちょっと面白くないようです。
    “吠えるのは、噛めない獣だけ”
    この世界の慣用句、こういうのあると世界観が広がりますね!

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます。
    イルザ、生まれる世界が異なっていたら、きっと爆弾魔にでもなっていたかも知れません。しかし案外彼は優秀な奴なので、講師からお目こぼしに預かっている、という事情があります(そもそも選抜高位クラスですし)。
    私達にもことわざや慣用句があるように、異世界にもあります。ただ、これを考えるのが一苦労です……(汗)。

  • 第54話 祈りの行方への応援コメント

    「祈り」が具体的な手段へと落とし込まれていく過程が、とても美しく感じられました。とりわけクララが“戦う”のではなく“手を差し伸べる”という形を選ぶくだりは、彼女らしい強さがよく表れています。
    伊織の布袋がここで意味を持つ展開も印象的で、過去と現在が静かに繋がったような感覚がありました。
    そして、三つの段階が揃ったことで、いよいよ核心へ踏み込む緊張感が高まり、決戦前の静けさが胸に残ります。

    作者からの返信

    布袋、つまり『お守り』なんですよね。鍔は何処行った?なんですが、鍔もお守りも、それぞれ伊織にとっては大事なものです。来歴が異なるんですが、この異世界ではそれぞれ役割が異なります。
    鍔は、今のところ転移の媒体、そしてお守りは……あ、ネタバレになってしまう。この後すぐ、お守りの効果が発揮されます。そのはずです。

  • 第5話 五秒への応援コメント

    プロの手際ですな……もしやこれが異世界への引き金となるのか……(かな

    相手側にも事情があり思いがあり、人生があるという……当たり前のことですが、この視点で描写されるとさらにそれが強調されますよな……どうなるッ!!

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます。
    工作員(と、言ってしまって良いですよね)というと、冷血無比なプロと書かれることもあるかと存じますが、彼らだって生活があり、養うべき家族がいるはずですよね。しかし命令とは言え、無慈悲な工作に手を染めるなんて……身共にはとても出来ゃあ、しやせん。

  • 第25話 素材と値段への応援コメント

    ここで出てきましたね、鍔の持ち主の情報…!!
    イオリ、百年も前なんですね。そしてまさに彼の注文の仕方は日本刀じゃないですか! ああーなるほど…両手剣…日本刀も両手剣ですね。完全に思考が西洋スタイルになっていました。それなら剣一本で納得です…!
    素材も決まって、内金は用意済み。準備がいいです。これは完成が楽しみです!

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます。
    イオリ、なんで生きているんだよ!は、きちんと後ほど回収させて頂きます(3巻でw)。
    やはり、日本人としては西洋ファンタジーだろうがなんだろうが、日本刀にロマンがあるのですよね。リオも日系人としてロマンを感じていたのです。それは依然、ケーブルテレビのNATIONAL GEOGRAPHIC CHANNELで日本刀の特集を観てしまったから……という、どうでも良い裏設定を、ここに置いておきます。

  • 第24話 炉守のトルグへの応援コメント

    おぉ、リオの専用武器問題…!
    実力をつけつつ経験を積んできたリオは、両手剣が欲しい、と。
    トルグの言うとおり、剣一本でこなすのは達人の域のような気がしますね…。まずは片手剣と小さな盾が扱いやすいイメージです。が、リオはもう決めたのですね。訓練所にそのような両手剣の使い手がいるのが理想ですが、どうなんでしょう…。
    予算と素材問題も浮上しそうですね。

    作者からの返信

    ご感想いただき、ありがとうございます。
    私も片手剣と盾が、初心者には良いと思うのですが、リオはちょっとそういうことには疎い子で……。自分の祖先の日本人が、刀一本で戦うことをどこかで考えていたのかもしれません。
    日本で刀鍛冶にお願いしたら、相当な価格になりますが、当然、この世界でもお高くなります。果たしてリオはどうするのか?乞うご期待下さい!

  • 第53話 月の裏側への応援コメント

    クララが言葉を取り戻し、あの出来事を語ろうとする姿がとても静かで、それでいて強い余韻を残します。
    セリアの想いが「愛」として整理されながらも、決して救われきらない歪みとして残っている点が印象的でした。
    そして最後、何気なく散らばった品の中から“それ”が見つかる展開――まさかここで繋がるとは……物語が再び動き出す気配に胸が高鳴ります。

    作者からの返信

    続けてお読みいただきましたこと、感謝申し上げます。

    心配していたクラスメートが異形化した姿を見て、そしてそのクラスメートがしようとしたことに、大きなショックを受けているはずのクララですが、そこで立ち止まるわけには、いきませんでした。彼女にとって、かなりショッキングな体験でしたが、「セリアを何とかして元に戻さないと!」というクララの一途な思いが、彼女を奮い立たせます。しかしどうやって……?

    剣しか才能の無い(言い過ぎ)、酔っ払いおじさんの持ち物に、ヒントがありました!クララにとっては、この酔っ払いおじさんは本来、あまり縁の無いヒトなのですが、意外なところで役に立ってくれました。

  • リオの一太刀で結界が“消える”場面、あまりに鮮烈で、これまで積み重ねてきた修行が一瞬で結実したような手応えを感じました。
    そして、セリアの「あなたの目には、私なんて、映らない」という言葉――その孤独の深さが胸に刺さります。
    クララを前にしながらもすれ違い続ける想いが、あの「さようなら」に凝縮されていて、静かなのに強く余韻を残す幕引きでした。

    作者からの返信

    続けてお読みくださり、感謝申し上げます。
    リオの一太刀、まさに火事場の馬鹿力。クララの悲壮な願いに答える形となり、ちょっと男を上げましたね。
    セリア……自分で書いておいて、可哀想すぎますね。今のセリアなら簡単にクララを取り込めます。眷族のようにすることだって出来たのです。しかし、クララを慕う想いが、セリアにそうさせなかった。まだ堕界体の侵食はそこまで進んでいなかったようです。本当は側にいてほしい。しかし、クララのことを思えば、去って貰うしかなかった。どのような思いでセリアはクララを見送ったのでしょうか。作者、鬼畜過ぎます。

  • 第51話 深淵の呼び声への応援コメント

    クララが“ひとりで引き込まれる”構図が、一気に物語の密度を高めていて息を呑みました。歪んだ屋敷の描写も生々しく、まるでセリアの内面そのものに踏み込んでしまったような感覚があります。
    そして「優しさは呪いだった」という言葉――あまりにも切実で、読んでいて胸が痛みました。
    触れようとする指先の震えに、まだ残っているセリアの気配が感じられて、恐怖と同時にどうしようもない哀しさが滲みます。

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます。
    セリアの何とも言えない想い。敬愛、いや、もはや思慕の情は抑えることは出来ず、それが許されないという抑圧が、ある意味人をここまでにしてしまいました。クララへの想いを断ち切れないセリアにとって、クララが優しくしてくれればしてくれるほど、呪いのように彼女を苛んでしまったようです。堕界体の憑依したセリアが流す涙は、そのような彼女の想いが噴出したものでした。いっそ、クララがセリアへの敵対的行動に出ていたら、どうなっていたのでしょうか?……恐らくここまでにはなっていなかったかも知れません。

  • 第50話 届かなかった手紙への応援コメント

    「届かなかった手紙」という題が、ここまで重く胸に響くとは思いませんでした。セリアの想いが、嫉妬から憧れへ、そして言葉にできない感情へと変わっていく過程が、手紙という形で静かに浮かび上がるのが見事です。
    特に「もしも私が、あなたになれたなら――」という一文は、彼女のすべてを凝縮したようで、胸が締め付けられました。
    マーヤとのやり取りに残る“まだセリアがいる”気配といい、絶望の中に確かな光が差し込む、とても印象深い回でした。

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます。
    いわゆる百合方面に話が舵を切った場面です。
    男女の恋愛とは異なり、そこには精神的な同調、ひいては「あなた自信になりたい」という憧憬がセリアを支配していました。しかし、「一番であれ」というファイン家の厳格な掟(というより、父親のワガママ)に縛られたセリアにとって、そんなことを認めるわけにはいかなかったのです。進も地獄、引くも地獄。愛とはかくも苦しさを纏うものであっても、良いのではないでしょうか!(興奮気味)

  • 第49話 まだ諦めたくないへの応援コメント

    沈黙に包まれた朝の空気がとても重く、読んでいるこちらまで息を潜めてしまうようでした。リオの“置いていかれる感覚”も丁寧で、物語の外縁に立たされた視点がよく出ていますね。
    そして伊織の「今のお前に何ができる?」という一言が鋭く響きつつ、同時に彼なりの導きでもあるのが印象的です。
    何より、クララが“縁”という言葉に立ち返り、「まだ諦めたくない」と言い切る場面――静かですが、とても強い決意で胸に残りました。

    作者からの返信

    ここまでお読みくださり、感謝申し上げます。
    どんな素質を持っていたとしても、どれだけこの世で類い希なる才能を誇っていたとしても、何でも解決できる訳ではないのだ、という作者のアンチテーゼとしての回でした。
    どんなファンタジーだろうが、そこに最低限のリアルがあってほしかったのです。物理的な現象に於いてでもそうですが、やはり人はひとりでは何も為し得ない、時として人は無力である、という「人としてのリアル」を描きたかったのです。
    クララは良い子ですよね。私だったら、「ルヴェリス先生、よろしくお願い申し上げま~す」とやってしまいそうです。

  • 第23話 霊唱術入門への応援コメント

    素敵ですね…この、地に足をしっかりつけて生活していこうとする姿勢、歩みがとても心地良く感じます。それぞれ目指すところは異なるけれど、この世界に馴染んで生きていこうとする意志は同じで、互いに尊重し合えているところもいいですね。
    クララの学費の心配がほぼなくなったことは何よりでしたし、リオが単独での護衛任務を打診されるほどに腕を上げているのも素晴らしいです。二人の努力の賜物ですね! 続けているとようやくそのことを理解してくる…という気付きの描写があるのも好きです。

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます。
    やはり、どれだけ類い希なる才能があったとしても、努力を重ねて一歩一歩歩みを進めていかねば人は大成しないと思っております。この二人が瞬間的に最強になったら、物語はすぐにでも爽快感で一杯だったことでしょうが、何よりもリアルさを追求したかったという心底がありました。
    おかげで、歩みがゆっくりとなってしまい、とてもラノベ向きとは言えませんが、お読みくださり感謝申し上げます。

  • 第22話 選抜高位クラスへの応援コメント

    学院内の施設がさすがに行き届いていて、生徒たちが安心して勉学に励めるようになっているのがよくわかりました。
    クララが資料の誤記を見つけて修正の助言をしたエピソードがまたいいですね! 彼女の実感を伴った成長ぶりに嬉しくなりました。
    そしてハイエルフ…! とても興味深い存在です。つい彼女の声の響きを耳で追ってしまいました。ルヴェリスの講義は分かりやすいです。

    作者からの返信

    続けて読んでいただき、感謝申し上げます。
    ルヴェリスのようなハイエルフは、「エルフという種族の中にごく稀に発現する高霊素適応型バリアント」と定義しております。種として分岐した存在ではなく、血統・環境・精霊的要因が複合して生じる 個体差の極端例で、「霊素を最大限に活用できる存在」で、この世界では5名ほどしかいないという設定です。
    このような存在は、術理を志望するクララにとって非常に有用でして、人が成長するためにはやはり、師となる者が有能でなければならないという私の信条を具現化したものです。
    ……ちょっと語ってしまいましたね。かたじけない。

  • 第21話 入学の日への応援コメント

    学院の様子、さまざまな種族の新入生たちが指定の同じ制服に身を包んで集まってくる描写が実に鮮やかでした。静かな緊張と高揚感が伝わってきて、とうとう来たなぁと感慨深かったです。リネアからの守護札はクララの良きお守りですね!
    魔力量の測定、やはりクララの中のマナ濃度は高い…! 風の精霊が応えた証が美しかったです。クララの周囲を風が撫でて、彼女の足元に淡い風の輪が描かれるシーン。クララが風の精霊に愛されているようにも感じられて、なんだか特別感がありました。
    選抜高位クラスで一緒になったイルザ、人懐こそうで可愛い少年ですね。話しやすいクラスメイトがいるのは気分的に助かりそうです。

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます。
    この世界では当たり前のマナも、クララのいた元世界では全く無かったものなので、吸収効率が良いんですよね。まるで乾いたスポンジに水がしみこんでいくように。
    イルザ、初見ではなかなか可愛い奴ですよね。……ですが、コイツは意外にヤバイ奴というのが、あとで判明します。乞うご期待!

  • 第20話 訓練所への応援コメント

    この三ヵ月の二人の努力がすごかったです。食費も切り詰めるのは心配になりますが、若さが助けてくれましたね。あとは、明確な目標があったことがよかったのだと思います。
    二人とも真摯に仕事に取り組む姿勢が世間から認められ始めていて、とても嬉しい気持ちになりました。
    金貨十三枚。これが一気に消えると思うと悲しくなる私。笑
    魔導師からもらった魔法に関する資料をクララがどう見たのかも気になります。

    作者からの返信

    丁寧で的確な読後感、嬉しく存じます。
    クララのための学費を、リオも稼いでくるなんて侠気溢れていますよね!

    ……実はクララが貰った魔導書ですが、そのまましまい込まれています。この時点でクララの興味は魔法ではなく、精霊との交感によって成り立つ霊唱術だったのです。パラパラとめくっては見たものの、「ふーん、まぁいいや(It's not for me.)」で永らく日の目を見ないことになってしまっております。

  • 第19話 初めての依頼への応援コメント

    リオもクララもどんどん前へ進んでいる感がありますね!
    やはり越境者としてのバフというか、特別なものがあるのでしょうか。取り込みやすいマナが関係しているのかな…。超回復と早い順応力、そしてリオの努力が合わされば成長は早そうですね。友情が芽生えつつあるのは朗報です!
    クララは持っていた知識を教えることで名を馳せてきていますね。研究者としては視点の違う彼女の話はとても面白いことでしょう。穏やかに受け入れられているようなので、少し安心しました。

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます。
    バフとしては、マナを大量に取り込み保有できる、ということが挙げられます。これによりご指摘の通り、超回復や順応力が期待できますが、やはりそこには努力が必須。いきなり「俺TUEEE!」なんてさせるわけにはいきません。しっかり苦しめ、という作者の愛です。
    クララはリオより理知的な面があり、そういう意味ではこの世界に馴染みやすいキャラですね♪

  • 第18話 登録証への応援コメント

    リオはクララとは違った形でやれることを探すんですね。これまで特に体を鍛えていなかった彼にすれば、どうやって戦ったらいいのかも分かりませんよね…。そんな中、目を光らせてくれるだけで助かる、と言われたら依頼を受けるハードルが下がります。
    怖ろしいシャドウウルフ…! リオ含め皆が無事でよかったです。

    作者からの返信

    もしリオが「ひょっとして、この世界ではスーパーマンになっているかも」などと考え突っ込んでいったとしたら、シャドウウルフに間違いなくかみ殺されていたことでしょう。新人の冒険者(契約従事者)に優しい人達で本当に良かったです。見捨てるような連中だったら、クララがリオの墓前で悲しむ場面を書かねばなりませんでした。

  • 第17話 金貨十二枚への応援コメント

    まさかの高すぎる学費…!!
    依頼もそうそううまい話は転がっていませんよね…。高い報酬はやはり危険度も高いですし…。
    そして少し怖くなったのが、学術ギルドの人との接触。科学分野の人たちということでしょうか。魔法がありマナがあり精霊と語る者がいる術理の世界で、科学はどういった位置づけなのか気になりました。ちゃんとギルドがあるなら異端扱いではなさそうですが、術理学院の方から睨まれないかなとか心配に…!(多分私の取り越し苦労です)
    思わぬ形で金貨を得られたのは嬉しいことですね!

    作者からの返信

    ここまでお読み頂き感謝申し上げます。
    学術ギルド、と言っても我々現実世界の学術とは異なると思います。それは術理や自然現象を解析する、というものですが、まだまだ我々の科学から見れば、ヒヨッコ同然。おそらく天動説を採っているのでは無いでしょうか。
    術理はこの世界では基本原理として存在しますので、科学的分析を行っても何らかの形が得られるという仕組みになっております。

  • 第16話 紹介状への応援コメント

    クララが術理学院へ。この国の家名を名乗ることの意味、そしてレネアが学院の者たちにとって尊ぶべき者だということが分かって、とても興味深かったです。聖なる導き手…レネアのイメージにぴったりです。
    そういえばレネアが、クララたち越境者はマナを取り込みやすいと言っていましたね。ん、そういえばリオは一緒に来なかったんでしょうか。
    期待大で迎えられたクララ。三ヵ月後が楽しみですね!

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます!
    リオは魔法や霊唱術などに「まったく」興味が無く、レネアの話もピンときませんでした。やはりスーパーマンやスパイダーマンに憧れる、良くも悪くも現代の男の子のようです。もし、エルフのサエランあたりが華麗な剣技で魅せていたら、リオはレネアの森に逗留し続けていたかも知れません……!

  • 第15話 薬草婆ジルダへの応援コメント

    親切な人との出会いは大事にしたいですね。ジルダはルナリエル語を話せる…! 二人にとってはまさに天の助けですね! ホッとしました。エルフたちのことも、よく知っていそうです。
    貨幣のこともそのほかもたくさんジルダに教えてもらって、失敗しながらこの国や言葉を学んで。本当にジルダがいなければどうなっていたことか…。でも二か月で最低限困らない程度に馴染んだ二人は、とても優秀な若者たちです! 

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます。
    お節介で親切な人は意外とドコにでもいますよね。大体、おばあちゃん。
    行商を営むジルダは諸外国のことにも詳しく、ヘンテコな格好の異国人?としか見えないクララとリオを見て、放っておけなかったのでしょう。私達が道ばたで困っている外国人に声をかける感覚に近いですよね。
    やはり若者は適応力がありますので、今後何とか自活していけそうです。私なら野垂れ死に確定……。

  • 第14話 城門の向こうへの応援コメント

    とうとうサヴェルナへ到着…!
    三日間歩き通しはキツかったですね。二人ともよく頑張りました…。
    “ミルティスの導き”のお陰で迷うことなく、レネアから持たされた紹介状が効力を発揮して門も通ることができて、順調——かと思いきや! ああ、言葉の壁はやはり高かった! ミリアの印は、なるほど、エルフたちと会話していたようにはいかないのですね。離れて分かる、エルフたちの気遣い。彼女たちの思いやりが胸に滲みました。もうレネアが恋しいです…!

    作者からの返信

    この世界には民族・種族の数だけ言葉があるのですが、エルフたちは伝統的にルナリエル語を話します。そのため、エルフの造った“ミリアの印”はルナリエル語はほぼ完璧に翻訳できるのですが、他言語となると少々怪しくなる、という仕様です。特に人間の場合はエルフと異なり、やたらと遠回しな表現や隠喩も多く、また早口で話すことも多いため、“ミリアの印”では追いつかないようです。じゃあ、リオたちの言葉はどうなんだ、ということになるのですが、英語の文法や構造は比較的単純で、かつリオたちはそんなに難しい表現や早口では話していなかったという事情があります。
    なぜ“ミリアの印”が翻訳できるのか? 実はこの道具には精霊が宿っており、思念と言葉両方から伝えたいことを抽出し、相手の思念に乗せるという、構造になっております。

  • 第13話 旅立ちの火への応援コメント

    なんという至れり尽くせりの旅立ちの準備! レネア始めエルフの皆さんに大感謝ですね…!
    これまでもこうやって、越境者を旅に送り出したことがあるんだろうなぁ…なんて思いました。何が必要になるか、よく分かっておられる。
    この世界の仕組みを、エルフたちは七理と呼んでいるんですね。これから森を出て街へ行く——見知らぬ場所ですが怖ろしさよりワクワク感が大きいです。紹介状は心強い…! リオとクララも、外への衝動と共に期待を高めているようですね。ここからが二人の異世界での旅の始まり。続きも楽しみです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    ちょっとレネア、親切すぎないか?誰にでもこうするのか?と思いますよね。実際、彼女はリオだからこそ、ここまで面倒を見ているという側面があります。しかし、その理由は残念ながら今作では明かされません。
    しかし!読解力モンスターの保紫 奏杜様なら、今後喝破してしまわれるかもしれない……(ガクガクブルブル)。


  • 編集済

    第12話 残滓の声への応援コメント

    レネアが感じた鍔からの呼び声…。「まさかこんな形で」というセリフからはこれを知っているようにも思えました。鍔を通して向こうに…誰かを見たような。
    精霊が彼女に教えてくれた鍔に残されている強い想いがリオの祖父、いや祖先のものなのだとしたら、「帰りたい、戻りたい」という願いがリオのルーツに繋がる予感がします。
    クララは巻き込まれたかたち…ということでしょうか。でもリオにとったら一人きりよりクララが一緒でよかったですよね!
    この世界にはマナがある…。取り込むにつれ…の話を聞くと、少し怖いような気分になりました。彼らの意志ではなくこの世界によって動かされるような気がして。杞憂であればよいのですが…。

    作者からの返信

    鍔を通して向こうに…誰かを見たような。
    仰る通りでございます。しかし、レネアはそれ以上口にはしません。言っても詮無きことだからなのか、あるいは他に理由があるからなのか。
    クララは……リオの側にいたため、完全に巻込まれてしまった形です。もしリオから離れた場所にいたなら、最悪、爆死していた可能性があります。鍔としては、「ん? なんか勝手にもうひとりついてきた」という感じでしょうか。何にせよ、リオ的にもクララ的にも、良い結果となったと言えるでしょう。

  • 第11話 守人レネアへの応援コメント

    エルフたちの深い森の描写が美しくて、とても楽しいです。
    苔むした巨木に青白く光るキノコ…。樹上生活なんですね! 吊り橋も、エルフたちが歩く時はそれほどギシギシ音がしないんだろうなぁ、なんて想像しています。きっと彼らには樹上をいく軽やかさがありそうです。ルナリス・シルヴァは、白銀の四足獣のことでしょうか? とても神秘的でした。
    レネアはこの森の守人のひとり…どうやらリオとクララは受け入れてもらえたんですね。よかったです…!
    魔法とは異なる霊唱術の存在も興味深いです。精霊と対話する、というかたちが素敵ですね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    アメリカの子供達がよく、樹上に家を造るのですが、あれの上位互換版を想像して描きました。
    ご指摘の通り、ルナリス・シルヴァは白銀の四足獣でございます。やはり、エルフには美しい、神秘的な動物が側にいてほしいものです。
    レネアはとても重要なキーパーソンなのですが、その正体については物語の最後で……♪

  • エルフの助け…! 一気に異世界ファンタジーらしさが増しますね。
    食料を食べられた挙句、エルフに射殺されるなんて、コボルドにとっては踏んだり蹴ったり。笑 でもリオたちにとってはとても助かりました。
    そして便利グッズ登場…曲線的な文字が描かれた青い石。エルフが使っているのが“ルナリエル語”なんでしょうね。彼らの言葉を異種族に伝える…だけでなく、装備者の言語も“ルナリエル語”に変換してくれるようです。助けてくれた相手に対しての言葉の問題が一気に取り払われた安心感…!
    この世界にリオたちのような異種族が現れるのは初めてではないのですね。越境者、なんていう名称までついているくらいです。
    ジェスチャーも異なっていたり、同じような意味合いだけど例えが異なる諺があったりするの、異種族と異世界らしさがあって好きです。

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます。
    この便利グッズ、“ミリアの印”がなければ、まずは意思疎通できるまでに早くて半年、下手すりゃ数年かかってしまったことでしょう。私たちの世界で言うところのGoogle翻訳のお陰で、何とか生き延びることができたようです。
    越境者という名称。まさにその通りです。寿命が人間より長いとされるエルフたちは、おそらく、確実に、同様の事件を経験しているはずです。

  • 第9話 小さな村の牙への応援コメント

    ヤバい集落に入り込んでしまっていたようですね…。
    しかし背に腹は代えられない問題。泥棒だろうが生きるためには食べて飲まねばなりませんから、仕方ありません。
    そしてまさかここでコボルドが登場するとは…! 現代世界からファンタジー異世界へやってきたんですね。
    そして残念ながら言葉が通じず。これはマズい……。

    作者からの返信

    彼らが食べたり飲んだりしたものが、実は「犬の餌」だった……!
    異世界に辿り着いて、最初の食事が「犬の餌」。こんな酷い扱いをする作者を、きっとリオとクララは赦してはくれないでしょう!

  • 第8話 鍔と薄青の空への応援コメント

    これは、異世界転移のようなものでしょうか…? 未来でも過去でもなさそうな、文明の気配がない世界。いや、二人が知らない国、という可能性もまだありますか。
    驚いたのは、草むらから現れた奇妙な生物…! とても不思議な、おそらく二人が見たことのない生物ですよね。手のひらより少し大きい…って蜘蛛とかを想像するとデカい気がして、二人がまず生物から距離を取らず観察していたことに驚きました。豪胆! こんなのいるはずない、という言から、クララが生物学に詳しいようなニュアンスがあるようにも思えました。
    この世界には本当に不思議で奇妙な生物たちが生息しているんですね…! すぐに襲ってくるタイプでなくてホッとしております。まずは食べ物と寝床を見つけなくてはですね!

    作者からの返信

    クララはもしかすると、NATIONAL GEOGRAPHIC CHANNELを好んで視聴していたのかもしれません(笑)。
    もし自分が同じ目に合っても、すぐに「異世界転移」とは考えないと思います。まずはやはり、「超リアルな夢なんじゃ?」と考えるかもしれません。

  • 第7話 次の瞬間への応援コメント

    やはり爆発は起こされてしまいました! カーター含む多くの死傷者が出てしまった…悲しいことです。
    リオとクララは行方知れずなんですね…! 爆心地に近い場所にいたのに遺体もないとは、両親たちの気持ちを考えると胸が痛みます。どうしても望みを持ってしまうと思うので…。
    そしてあの鍔も失くなってしまった! これは、リオの夢と関連づけしたくなりますね。彼に侵食していたような夢でしたから。

    作者からの返信

    きっと、ふたりは爆発により霧散した、と警察は結論づけたのだと思います。親の心中如何ばかりか。
    一体、鍔は何なのか?ここまでだけですと、もはや呪物の類いなのでは?(違うけど)
    見たことも聞いたことも無い世界の夢をなぜ、リオが見たのか?(もしかしたらSHOGUNを視聴したのかもしれないけど)
    謎は深まるばかり。果たしてこの因果を、後々物語は回収できるのか!?(ヤバイ……)

  • 第6話 赤信号への応援コメント

    鍔のことを聞かれても何も答えられない状態で、話しかけられるかもしれない場にいなければならない、って胃が痛くなりそうですね。笑
    でもクララが一緒にいてくれるなら気分的にはまだマシでしょうか。
    カーター、人当たりよく対応していますね。礼儀正しく感心な振る舞い、さすがはかつてのキャリア外交官、と納得です。ふふ、でもちょっとうんざりもしている…彼の人間らしさが感じられました。
    お、さすがプロのエージェント、工作員の怪しい動きに気付いたようですね? でもまだ確信には至っていない様子…。リオの胸の奥でも赤信号が…! 出ましょう! クララの手を引いて今すぐここを!(無茶を言う)

    作者からの返信

    リオ「俺、何にも鍔の来歴、知らねぇのに」
    なぜ、リオが代表者として博物館に行かねばならなかったのか。そしてそもそも鍔のことをなぜ博物館側が知っていたのか?ここに大きなミステリーがあります。
    それは、親世代が「こんな逸品がウチにはあるんだぜぇ」と若い頃から吹聴して回り、小さな田舎町なので瞬く間に広まり、今回の企画展が持ち上がった際、「そういえばナカムラ家には丁度良い品があるじゃん!」となり、白羽の矢が立つのです。
    リオの親父「俺、何にも鍔の来歴、知らねぇのに」

    リオの親父「もう、メンドいから、息子に譲って息子に押しつけよう!」
    これが真相でした。

  • 第48話 屋敷に満ちる異質への応援コメント

    屋敷に近づいた瞬間の“空気の違い”の描写が見事で、目に見えない異常がじわりと迫ってくる感覚に引き込まれました。セリアの力が無自覚に領域を形成しているという点も、とても不穏で印象的です。
    そして父との対峙――言葉すら届かず、一方的に蹂躙される場面は、あまりにも残酷で胸が締め付けられました。
    涙を流しながら微笑むセリアの姿が、恐ろしさと哀しさを同時に感じさせて、強く心に残ります。

    作者からの返信

    ただ家族に愛されたかった彼女の心の深淵に、堕界体は浸食している状況です。人の心は単純では無いと思っており、悲しみと怒りの裏に、厳しいだけの父親をボコっている悦びのようなものがない交ぜになっている、そういう心情を描きたかった回です。いや、そこまで読み取られてしまうと、なんだ、エスパーが読んでいるのか?とすら思ってしまいました。

  • 第4話 一枚の鍔への応援コメント

    ジョージ・シンジョウ……いなせな野郎ですな!

    リオの立ち位置のあやふやさ……というと語弊があるかもですが、
    日系人、戦後世代、と立ち位置の定まりにくい場所に居るような気がしますぞ!

    黒い鍔が何を語るのか……読み進めて参るで候……ッ!!(うん…

    作者からの返信

    ジョージ・シンジョウ、格好良いですよね。
    実はモデルがいます。442連隊でヨーロッパ戦線に出征し、復員後は弁護士になった日系人の方です。「シンダ!」に本当の格好良さを感じたものです。

  • 第47話 月影亭の沈黙への応援コメント

    静まり返った〈月影亭〉の空気が、そのまま事態の重さを物語っていて印象的でした。ルヴェリスの語る“堕界体”の説明が、ただの敵ではない異質さを際立たせていて、ぞくりとしますね。
    そして、伊織がルヴェリスを前にして言葉を失う場面――ほんの一瞬の揺らぎですが、とても意味深で惹かれました。
    嵐の前の静けさのような回で、これから何が起こるのか、じわりと緊張が高まります。

    作者からの返信

    あり得ないことが大切な仲間に起きてしまい、困惑する術理学院の面々と、「何?なんなの?」という伊織の対比を読み取って頂き、感謝いたします。
    まさに嵐の前の静けさ。その通りでございます。感服つかまつります……

  • 第5話 五秒への応援コメント

    うわ! 急にきな臭くなってきましたよ…これはワクワクするやつ…!
    外部で始まっている監視体制、すでに博物館に入り込んでいる工作員。正確な人数は書かれていませんが、一人二人の思い付きではなく、組織的な犯行のように思えます。工作員の視線の動きからプロらしさを感じました。手際の良さもいいですね!
    彼はアジア系ですが…他国から帰ってきたばかりなのでしょうか。それが急遽、この仕事に駆り出されたのかな…と想像しています。娘さんは巣立って離れて暮らしているのか、それとも…。
    色々と想像させられますが、仕事の完遂が確定していないこの瞬間にこういうモノローグがあると、ちょっと怖いですね。フラグのようで。いや、博物館にはリオやクララもいるので、彼の仕事は成功してもらっては困るのですが。笑

    作者からの返信

    本当、彼の仕事は成功して貰っては困るんですよ。

    ……困るんですよ、ねぇ……(意味深)。

  • 第4話 一枚の鍔への応援コメント

    リオの性別を教えてくださり、ありがとうございます!
    歴史民俗博物館の成り立ちからこれまでの変化などが丁寧に描かれていて、非常にリアルに感じました。
    そこの展示会場の末端に置かれた、リオの曽祖父の鍔。クララが感じた存在感がよく伝わってきて、実際に見てみたい気分になりました。武士が帯びていたもの——という雰囲気とリオが見た夢がまた繋がりそうで興味深いです。
    リオの意識はアメリカ人なんですね。彼の父親が語ってくれたジョージ・シンジョウのゴルフの話には、楽しい気分になりました!
    さてアメリカ国務省のアレックスがやってきますね…。クララがマイペースで面白いです!

    作者からの返信

    別の方への返信でも触れましたが、そのゴルフの逸話は実話なんです。
    彼の台詞や谷底にボールが消えていったことも全て。あの時大笑いしましたが、現代日本人の失った武士道のような精神は、彼に感じたことが30年以上経っても私の心に染みついております。

  • 第3話 曽祖父の遺品への応援コメント

    本筋と外れてしまいますが、言語と暗号の関係、めちゃくちゃ興味深く読ませていただきました。大学で専攻の言語学で翻訳に関して学んでいたので、こういった物語に落とし込んで紹介されているとめちゃくちゃ面白く感じますね!

    そして徐々に現実でも反芻される夢での「お前は誰だ」という問い……

    何かが起こりそうな予感がじわじわときて引き込まれます。
    クララ目線でリオのある種“異質さ”が語られているのも上手い展開だなと思いました。

    作者からの返信

    リオは良くも悪くも現代っ子なのですが、幕末大好き女子・クララにとっては、日本と縁のあるリオは古武士のようであっていて欲しい……♡
    しかし、こいつはスクールカースト中くらいの、ふつうのアメリカンなので、ちょっとそのギャップにクララは苦しんでいるのかもしれませんねw

  • 第1話 薩摩の記憶への応援コメント

    夢……その描写の緻密さや醒めても残る感覚。それが何なのか、色々と考察の余地がある引き込まれる第一話でした。

    現在と過去が繋がっているかの様な……そして曽祖父の遺品。
    お前は誰だという問いかけが重く残っているのも物語の重心を示唆しているようで印象に残りました。

    ゆっくりにはなってしまいますが読み進めさせていただきます!!

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    内容もゆっくりですので、お暇なときにでも。
    「お前は誰だ」少年が本当に問いかけたのか、あるいはリオの自問自答なのか。「いつエルフが出てくるんだよ」的シリアスファンタジー小説、『フェンデリアの空の下で』、どうぞよろしくお願いいたします。

  • 第3話 曽祖父の遺品への応援コメント

    鹿児島弁が暗号と勘違いされていたとか、クララの曽祖父の日本兵への真摯なスタンスとか、とても興味深く読みました。方言に関しては、本当に同じ日本人でも分からないのもありますもんね。外国人なら猶更ですね。笑
    クララと話し始めてから、リオは男性なのかな?と思い始めているのですが合っていますでしょうか。それとも男性的に話す女性でしょうか。お気を悪くされたら申し訳ありません。

    クララからのリオの見え方…何やら不思議でちょっと不穏です。すごく遠い場所から来たみたい……ここでまた夢と繋がって、不安が増しました。

    作者からの返信

    リオは男性です。あぁぁぁ、分かりづらかったですかぁ。
    いつか改稿します。ご指摘痛み入ります。
    鹿児島弁で早口で話して何とか凌いでいたようですが、結局鹿児島出身の日系人に解読されちゃうんですよね。琉球語ならもっと分かりにくかったはずですが、やっぱり沖縄からの移民がかなり多かったようで、ダメだったでしょう。

  • 第2話 博物館へへの応援コメント

    母親におはようと言おうとして止めるシーン、乾いた声になっていそうで、心配させてしまうと思ったのでしょうか。リオは頑張り屋さんに加えて、家族思いなんですね。
    クララ・モリス。幼馴染の気の置けない友人。強引さの中に優しさが見えて、良い友人を持っているなと思いました。
    ダイナーで朝食、いいですね! 
    リオの胸の中にある消えない不安、確実に何かが起こりそうでドキドキしています。

    作者からの返信

    いわゆるアメリカの一般的・平均的な家庭をイメージしておりました。クララみたいな幼なじみが、実は私にもいた



    ら良かったのになぁ。

    今では都市部ではダイナーは稀になってしまっているようです。NYなどは古き良きダイナーが街中にも残っているようですが……。リオたちのいる場所はアメリカ北西部の田舎町ですので、ダイナーはまだ健在という設定です。

  • 第1話 薩摩の記憶への応援コメント

    はじめまして。
    タイトルの響きがとても美しいですね。すっきりしていて好みです。
    冒頭からのリオの夢。見知らぬ少年たちを観ながら、まるで自分が木刀を握って打ち合っているような感覚…痛みまで感じてしまうとは、ただの夢とは思えません。気の合う親友同士のような、成長した彼らの一人からの視線と問い。これにはドキリとしました。見ていることがバレたような焦りを感じて…。
    リオと刀はそれほど遠い存在ではなかったんですね。曽祖父の遺品である鍔が、地元の博物館の特別展で公開される。何かが起こりそうな気がして、ソワソワしてしまいます!

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます。
    保紫 奏杜様の緊迫感溢れる小説に近づけるかどうか、といった所ですが、御笑納頂ければ幸いです。

  • 第46話 歪みの底への応援コメント

    一気に物語が深い闇へと踏み込んだ回でしたね。セリアの変貌は衝撃的ですが、その中で零れる涙が、彼女の“まだ残っている部分”を感じさせて胸が締め付けられました。
    クララが迷いなく踏み込む姿も印象的で、その強さと優しさが際立っています。
    そして最後、日常の延長にいたリオがこの状況に直面する構図が、とても静かで重い余韻を残しました。

    作者からの返信

    こうしてみると、セリアは本当に可哀想な子なんですよね。それを見捨てられないクララの優しさと強さを感じ取って頂けて、このランズベルク伯アルフレット、光栄の極み(銀英伝)。
    リオの内心は「え?なに?なんなの?」という戸惑いで一杯だったことでしょう。そして術理を理解できない彼は、今後もこの現象が何なのかを理解することは、ちょっと難しいに違いありません。

  • 第45話 白む前の気配への応援コメント

    前半の穏やかな日常から、後半の不穏な気配への移り変わりがとても印象的でした。伊織があっさりと連盟に登録するくだりは、彼らしい飄々とした魅力がよく出ていますね。
    一方で、丘でのひとときやクララの祈りが温かい分、セリアの静かな崩れ方がいっそう胸に迫ります。「奪われる前に、奪えばいい」という囁きには、ぞくりとする怖さと哀しさが同時にありました。

    作者からの返信

    伊織は今まで、この世界のルールに全く縛られない生き方をしてきたのですが、やはり換金できなくては意味が無いもので、あっさりと弟子の勧めにしたがって登録するところは、本当に素直な性格なんですよね。
    正反対に、いろいろ拗らせているセリア。この二人が今後どう交錯していくのかを、お楽しみに(第2巻以降)!

  • 第44話 縁の夜への応援コメント

    “縁”という言葉を軸に、過去と現在が静かに重なっていくのがとても美しい回でした。伊織の語る友の話には、長い時間を生きてきた者の重みがあり、胸にじんと残ります。
    その流れでクララがセリアに思いを向ける場面も印象的で、優しさの連なりが自然に描かれているのが素敵ですね。
    最後の軽妙なやり取りとの落差も心地よく、この食卓そのものが“縁”の象徴のように感じられました。

    作者からの返信

    私たちも「これも何かの“縁”」とよく使いますが、アメリカ出身の二人にはなじみがない言葉です。リオも日系人とはいえ三世(裏設定)のため、完全にアメリカっ子なのですね。それにしても、「縁」とは素敵な言葉だと、あらためて思います。

  • 第3話 曽祖父の遺品への応援コメント

    何かが起こる予感はあるものの、表面的には穏やかな空間と会話、よきですな……

    「お前は、誰だ」の問いかけの意味が明らかになっていくのか、どうなる!

    作者からの返信

    「お前は、誰だ」
    もしかするとリオの自問自答とも言えるでしょう。現代の平和な世の中では、時に「この世における自分の存在理由・役割」を忘れがちであります。しかし、それが戦乱や動乱の世の中なら……?

  • 第2話 博物館へへの応援コメント

    丁寧な描写が、心情も抒情感を持って輪郭をはっきりさせてくる……
    良き感じの文体ですぞ!

    クララは行動力があって積極的! おとなしそうなリオは振り回されながらもお互い居心地のよさそうな間柄ですな!

    作者からの返信

    裏設定ですが、リオとクララは幼なじみで、気心の知れた相手です。
    ありがちな展開としては、このまま二人がお付き合いしそうですが……今は“盟友”に近い間柄ですね。リオのお母さんはクララと結婚して貰いたいと思っている設定ですが、天邪鬼な作者は、それを許しません!ダメ!絶対!

  • 第43話 交わる影への応援コメント

    クララの涙の場面、とても胸に残りました。三ヶ月という時間の重みが、あの一言一言にしっかり宿っていて、二人の関係の大切さが伝わってきます。
    そこに伊織が自然に入り込んでくる構図も面白く、食卓の空気が一気に豊かになるのが印象的でした。
    さらに、クララの眼鏡の発想と実現までの流れが見事で、「それぞれの道で進んでいる」という実感が温かく広がる回でしたね。

    作者からの返信

    クララはやはり、アメリカ人女性らしい『自立した女性』です。自分の足で立って生きていく、ということを最優先に考え、決して男性に付随することを許さず、むしろリオを引っ張っていかなくちゃ!と強い意志を持っています。当のリオはボロボロですので、クララの存在がありがたいですね。

  • 第1話 薩摩の記憶への応援コメント

    夢が何なのか、何をリオにもたらすのか。
    曾祖父の遺した鍔に宿った記憶のようなものが何かを引き起こしそうな予感を感じますな!読ませていただきますぞ!

    作者からの返信

    ありがとうございます。長いです。最初は冗長です。先に謝ります。

    ごめんなさい!
    しかし、読後感は良い!はず!  ……かしら???

  • 第42話 木を打つ朝への応援コメント

    修行の内容があまりにも過酷でありながら、どこか滑稽で、このバランスがとても好きです(笑)。
    特に「踊りだな」と評された後に、この荒々しい鍛錬へ繋がる流れが、伊織という人物の異質さと説得力を強く印象づけています。
    そして数ヶ月後、町で“魔物の噂”として語られている正体がリオだったというオチが見事で、思わず笑ってしまいました。積み重ねた修行の重みとユーモアが同時に伝わってくる、非常に良い回ですね。

    作者からの返信

    魔物の咆吼のように住民に聞こえたのでしょうが、その実、リオの悲鳴だったようです。現代人ならともかく、この伊織は昔気質(というか昔)の人なので、本当に容赦がありません。

  • 第41話 渇きの声への応援コメント

    セリアの内面に潜んでいたものが、ついに“形”を持って現れてきましたね。優しさの言葉で包み込みながら侵食していく描写があまりにも静かで、かえって強い恐ろしさを感じました。
    特に「愛している」と囁く存在が、救いではなく歪みを深めるものであるという構造が印象的で、胸がざわつきます。
    禁書の記述によってこの現象に理屈が与えられたことで、ただの異変ではなく、この世界の深層に触れたような感覚があり、とても引き込まれました。

    作者からの返信

    悪意はやはり、最初は優しさを伴って近づいてきます。そうして簡単に受け入れさせてしまう。セリアのように、愛を渇望している子などは簡単に墜ちてしまうのではないでしょうか。
    怖いですねぇ恐ろしいですねぇ(淀川長治)。

  • 第40話 湖畔の異国人への応援コメント

    ついにイオリとの邂逅ですね。湖畔での静かな出会いから始まり、あの圧倒的な存在があまりにも飄々としているのが、とても魅力的でした。
    特に「釣り」のやり取りと、あっさりとした価値観の違いが、リオとの距離をくっきり描いていて印象的です。
    そして「南雲伊織」という名が明かされる瞬間――まさかここで同郷が確定するとは……物語の軸が一段深まった感覚があり、非常に引き込まれました。

    作者からの返信

    おそらく時代も違う日本人と、アメリカの現代っ子の邂逅。大きく異なる価値観のぶつかり合いが期待される回です(と、勝手に思っている)。
    果たして伊織と我々が邂逅したら、どういうことになるのか、と想像を巡らせるのも、楽しいものですよね。

  • 第39話 囁きの根への応援コメント

    セリアの崩れていく内面がとても印象的でした。努力してきた理由が「愛されたい」という一点に収束している分、その揺らぎがより切実に伝わってきます。
    そこへ入り込む“囁き”が、彼女自身の感情と見分けがつかない形で浸食していく描写が静かで恐ろしく、胸が締め付けられました。
    一方でクララの魔法修練の「通す」というテーマが対照的で、二人の在り方の差が鮮やかに浮かび上がっています。

    作者からの返信

    ちょっとセリアは可哀想ですよね。彼女自身は決してその生まれに安住すること無く、努力を重ねてきました。彼女の人生は大部分が満たされていましたが、『愛』だけが欠落していたのです。その隙間に、本当に碌でもないものが忍び寄ってきました。

  • 第38話 囁きの底への応援コメント

    セリアの内面がここまで深く描かれたことで、これまでの言動の意味が一気に重みを持ちましたね。
    “愛されたい”という切実な願いと、そこに入り込む異質な囁きの対比がとても印象的で、胸が締め付けられます。
    一方でリオとクララが同じ場所に立ちながら前を向いている描写が対照的で、光と影が鮮やかに浮かび上がる回でした。

    作者からの返信

    貴族の子として生まれ、一見何の不自由も無く育ってきたセリアと、右も左も分からない状況でこの世の中に放り出されたクララ。しかし前者は愛に飢え、後者は皆の愛に包まれています。どちらが本当に幸せなのでしょうか……?

  • 第37話 月影亭の再会への応援コメント

    リオとクララの再会、何気ない会話の中に積み重ねてきた時間が感じられて、とても温かいシーンでした。
    特にゴールド級への昇格と、それを自然に喜び合える関係が心地よく、二人の“並んで進んでいる感覚”が印象的です。
    一方で学院側の空気はじわりと重く、祝福と隔たりが同時に存在するこの対比が、とても良く効いています。

    作者からの返信

    リオとクララの雰囲気は、見る人が見れば「ふたりともこのままくっつくんだろうな」と思いがちですが、この過酷な世界を生き抜く同志・戦友のようなものです。ここを書き表したくても、なかなか難しい。必要以上に接触させないように、しかしお互いを気遣い合うように……。

  • 第36話 工房に現れた影への応援コメント

    戦闘でのリオの成長がはっきりと評価される場面、積み重ねてきたものが報われた感覚があってとても良いですね。
    そして後半――ついにイオリが姿を現す展開には、思わず息を呑みました。神殿の“あの斬撃”と繋がる存在がここで登場する構成が見事です。
    トルグとのやり取りも含め、圧倒的な実力者でありながらどこか飄々とした気配があり、強烈な存在感を放っています。

    作者からの返信

    イオリはある意味、この世界における『チートキャラ』のような存在です。私はどうしても、主人公が安易に「最強!」と謳う物語が好きになれませんでした。そして、主人公が簡単には超えられない、絶対的な存在としてのイオリが産み出されました。しかし、このイオリ、いずれ分かりますが非常に魅力的なキャラで、しばしば主人公を超える存在となってしまい、どうしたものかと頭を悩ませるキャラとなってしまうのです……。

  • 第35話 神殿の異様への応援コメント

    神殿に至るまでの道中から一転して、この“異様さ”がじわじわと積み上がっていく構成がとても引き込まれました。
    特に一刀で断たれた魔獣や石の描写は圧倒的で、“剣”そのものへの畏れと憧れがリオと重なって伝わってきます。
    そして正体の見えない剣士の存在――静かな恐怖と同時に強い魅力を放っていて、非常に印象的な回でした。

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます。見慣れないものや理解し得ないものを人間は「気味悪い」と感じますが、映画と違い、小説にて如何に「薄気味悪さ」を出すか、というのは非常に苦労する部分だと思っております。大したことのない文章から、そこまで汲み取って頂き、この甘栄堂、光栄の極み。

  • 第34話 風の逆流への応援コメント

    セリアの風が逆流する場面、精霊の応答としての“拒絶”が鮮やかで、とても印象的でした。
    その直後にクララが迷いなく手を差し伸べる流れが美しく、二人の関係に確かな変化の兆しを感じます。
    そして後半、リオの不在が静かに滲む描写が胸に残りますね──それぞれの道を歩みながらも繋がっている感覚が、とても良い余韻でした。

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます。

    クララの心の美しさは、本当に私も見倣いたいところです。クララのいたアメリカの学校でのイジメは、凄惨で陰湿なことが多いので、セリア程度のちょっかいは、子供の悪戯程度にしか映っていなかったのかもしれませんが……(笑)。

  • 第33話 笑みの含みへの応援コメント

    サヤの軽やかな距離感と、その裏にある含みがとても魅力的で、物語に独特の揺らぎを生んでいますね。
    魔法の「術想」という概念も、霊唱術との対比で描かれることで、クララの新たな成長の軸としてしっかり立ち上がっていました。
    そしてセリアとの関係が、はっきりした対立ではなく“曖昧な圧”として積み重なっていくのが、とても生々しく印象に残ります。

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます。
    サヤは何とも言えない、快活な子。対してセリアは、色々とこじらせていそうな子。教室には様々な子が居ます。他にももっと色々描きたかったところですが、物語の軸がぶれてしまうので、いずれどこかで、と虎視眈々と狙っております。

  • 第32話 新しい領域への応援コメント

    霊唱術に加えて“魔法”という新たな領域へ踏み出す決断が、とても静かで、それでいて大きな転機として印象に残りました。
    ルヴェリスとフィネア、それぞれの立場からの言葉が説得力を持っていて、クララの特異性がより際立っていますね。
    そしてサヤの再登場――軽やかな導入ながら、関係性の揺らぎを含んだ一言が絶妙で、空気に小さな緊張が走るのがとても良いです。

    作者からの返信

    何気にみんな、クララに優しいですよね?嫌みや意地悪をするような先生はいない。やっぱり高い学費を取るだけ、ありますねぇ……。術理学院の講師も一枚岩ではなく、それぞれに教育方針を強く持っており、裏ではバチバチやりあっています。

  • 第31話 夜道の同行者への応援コメント

    パーティの面々が揃い、それぞれの役割や気配が丁寧に描かれていて、一気に“実戦の空気”が立ち上がってきましたね。
    特に夜行の理由が理にかなった形で語られる場面は、この世界の深さと彼らの熟練を感じさせて印象的でした。
    そしてリオの中にある“静かな異質さ”を他者が感じ取る描写が、とても良く効いていて、これからの展開への期待が高まります。

    作者からの返信

    普通は陽の高い内に出発するという常識をに対する、カイたちの行動原理を、どう説明するか悩んだ回でした(カイだけに)。やはり特殊な事情や任務を抱えるレベルとなれば、現実世界で言う特殊部隊と同じ理由を付与すべき、と何とか解決させたつもりでした。

  • 第30話 等級指定の依頼への応援コメント

    “自分の剣を持つ”という実感から、そのまま次の一歩へ踏み出していく流れがとても自然で力強いですね。
    等級制度と依頼の重みがしっかり描かれているからこそ、スチール級のリオが一歩踏み出す場面に緊張感が宿っています。
    そして最後の「随行として加わる」決断――無謀ではなく覚悟として描かれているのが、とても格好いいです。

    作者からの返信

    自分では未だ届いていない、高みに触れておきたい。リオはそう感じていたと思います。そこにはもはや、元世界のリオはおらず、異世界でたくましく生きていくリオの姿があったのでしょう。ハッキリ言って無謀でしかないのですが、格上の相手なら守ってくれるだろうという打算も働いている。人間ってそんなもんじゃないかなって思っています。

  • 第29話 新たな剣への応援コメント

    ついに剣が完成するこの場面、積み重ねてきた時間の重みがしっかりと伝わってきて胸が高鳴りました。
    細やかな意匠の描写と、手にした瞬間の感覚がとても丁寧で、この一振りがただの武器ではないことがよく分かります。
    そして“イオリ”との繋がりを感じるリオの一言――静かでありながら、この物語の奥行きを一段深める余韻が見事でした。

    作者からの返信

    男の子はやはり“武器”が好きなのだと思います。しかも、自分専用の、フルオーダー。きっと柄頭から切っ先までなめ回すように幾度も見たはずです。その時のリオの見たままの様子を描いてみたい、そんな話でした。

  • 第28話 炎の環への応援コメント

    サヤの小さな“お返し”が軽やかな余韻を残したかと思えば、後半で一気に緊張感が高まる構成が見事ですね。
    特に『炎の環』が意図せず変質する場面は、クララの力の危うさと特異性を鮮やかに示していて印象的でした。
    そして教師陣の静かな議論――「壊さないために学ばせる」という結論に、この先の重みを感じさせられます。

    作者からの返信

    優秀な素質を持ったキャラクターは、いつの間にか自分の子供のように見守っていたりすることがあります。クララはどこか危なっかしい。しかし成長させるためには、その力をどのように使うか、ということを学ばせる。完全に親目線ですねw

  • 第27話 視線と棘への応援コメント

    クララの才能が「周囲の視線」として形を持ち始める流れが、とても静かでありながら緊張感を帯びていますね。
    サールやネリオといった教師陣の反応が、それぞれ異なる角度から彼女の異質さを浮き彫りにしていて印象的でした。
    そして最後の干渉とサヤの存在――穏やかな学園の空気に、じわりと棘が混ざってくる感覚が非常に良いです。

    作者からの返信

    感想ありがとうございます。優秀すぎる生徒は尊敬の眼差しで見られるばかりでなく、悪意を向けられることがあるのは異世界も現実世界も同じのようです……。

  • 第26話 緑風の詠への応援コメント

    秋の気配の中で始まる講義の空気がとても美しく、学院生活が一段と深まったことを感じさせます。
    クララだけが『緑風の詠』を成立させる場面は、これまでの積み重ねが静かに実を結んだ瞬間として印象的でした。
    一方でイルザの騒動やリシュリナ、セリアとのやり取りが絶妙で、実力と人間関係の揺らぎが同時に描かれているのがとても良いですね。

    作者からの返信

    現実世界も異世界も、学校はわちゃわちゃしているものだということを表したかったです。本当はもっと人が一杯居るのでしょうけれども、そこまで書いてしまうと本末転倒になってしまいますし……。雰囲気を文章で伝えることは中々難しいものです。

  • 第25話 素材と値段への応援コメント

    素材と鍛造の話がとてもリアルで、武器づくりの重みがひしひしと伝わってきました。
    特にトルグの語る「剣に必要なのは粘りだ」という言葉が印象的で、リオの戦い方とも重なるように感じられます。
    そして“イオリ”の存在――まさかここで同じ世界の痕跡が浮かび上がるとは……鍔と繋がる流れが見事で、一気に物語の奥行きが広がりました。

    作者からの返信

    なんでもオリハルコン、アダマンタイトが最強、という世界線は好きではありませんでした。ファンタジーであっても最低限の物理を始めとする科学的考察を置くことによって、リアルに見せたかったという思惑もあります。
    「粘り」も単純な材質の問題のみならず、リオの生き方にも通じるものがあるのですが、まさかそこまで読み解かれるとは。恐れ入りました。

  • 第24話 炉守のトルグへの応援コメント

    リオの成長が“実力”として周囲に認められていく流れが、とても実感を伴って描かれていて良いですね。
    鍛冶場の空気やトルグの職人としての佇まちも見事で、「命を預かる道具を作る場所」という一文が強く印象に残りました。
    そして“剣一本で攻防を担う”というリオの選択に、彼の覚悟と生き方がにじんでいて、これから生まれる武器に自然と期待が高まります。

    作者からの返信

    リオが剣1本で攻防を担うというのは、高望みも良い所、なんですよね。しかし、「俺、今イケているぜ」と少々勘違いしていてこんなことを宣ってしまっているのです。しかし、そこまで心情を書いてしまうのも良くないかなぁ、と、ここだけのネタバレです。

  • 第23話 霊唱術入門への応援コメント

    リシュリナとのささやかな交流がとても温かく、クララの学院生活に新しい人間関係が広がっていくのが心地よいですね。
    一方で、クララの知識が社会に実際の価値として認められていく流れと、リオが着実に実力を積み上げていく描写、その両輪がとても美しく噛み合っています。
    夕暮れの会話の静けさと「ここでやっていけそうだな」という一言に、ここまでの歩みの確かさが凝縮されていて、穏やかな達成感が残る回でした。

    作者からの返信

    異世界に転移して、普通の人間なら不安だらけでオロオロすることでしょう。おそらく二人の心中もそうだったけれども、お互い弱みは見せたくないので気張っていた。そして、この時点で初めて少しだけ安心できた、そんな心情を書くだけの力が私には備わっていた


    ら、いいのになぁ。

  • 第22話 選抜高位クラスへの応援コメント

    学院での日常が少しずつ形になっていく描写が心地よく、クララが「自分の力で学んでいる」と実感する場面がとても印象的でした。
    そしてルヴェリスの登場、静かなのに圧倒的な存在感があり、一気に空気が引き締まりますね。
    特に“マナ”と“霊素”の違いの説明は世界観の核に触れる部分で、ここまでの描写と綺麗に繋がっているのが見事だと感じました。

    作者からの返信

    ルヴェリスは、この物語のキーパーソンと行っても差し支えない人物で、ここが初登場でしたね。ある意味、この世界の設定を語らせるに便利な人物でもあります。「こんな美人先生がいたらいいな」という幻想を体現していると言えましょうw

  • 第21話 入学の日への応援コメント

    入学の朝の空気感と、クララの緊張と高揚がとても丁寧に描かれていて、読んでいるこちらまで背筋が伸びるようでした。
    種族が入り混じる学院の光景や制服の描写も美しく、まさに新しい世界への扉を開いた瞬間という印象です。
    特に適性試験で風が応える場面は、クララの特別さが静かに際立っていて印象的でしたし、イルザとの出会いもこれからの関係が楽しみになる良い導入でした。

    作者からの返信

    感想、ありがとうございます。私たちも新しい学校に入学したときには緊張したもので、その雰囲気が出せたかなぁ、と心配しておりましたが、受け取って頂けて嬉しいです。「頭のおかしい子」イルザも、ここが初出でしたね。第2巻では出てきませんが、ヤツは今後活躍して貰いたい子です。

  • 第20話 訓練所への応援コメント

    クララの「電気」という概念がこの世界の学術に新しい風を吹き込む流れ、とてもわくわくしますね。魔導師との対話も知的な緊張感があって、彼女の立ち位置が一段と明確になったように感じました。
    そして何より、三ヶ月かけて金貨を積み上げた過程が静かに胸を打ちます。派手な成功ではなく、地道な努力の積み重ねでここまで辿り着いた二人の姿が、とても美しいです。
    最後の「ここからが始まりだね」という言葉が、次の章への力強い扉になっていますね。

    作者からの返信

    ありがとうございます。何事も地道な努力がなければ、為し得ないことを描きたかった場面です。ある意味文明社会の知識を元手にしているのはチートと言えますが、そんな知識があったとしても、コツコツと積み重ねることが大事ですよね。

  • 第19話 初めての依頼への応援コメント

    リオが「戦えない自分」から「盾として立つ自分」へと視点を変えていく流れが、とても静かで力強いですね。焚き火での助言がそのまま行動に繋がり、訓練を通じて少しずつ手応えを掴んでいく描写が印象的でした。
    一方でクララは知識で確かな成果を出し始めており、二人がそれぞれ違う形で前に進んでいる対比がとても美しいです。
    特に「俺も、前に進めるかもしれない」という一言に、これまでの積み重ねが凝縮されていて胸に残りました。

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます。「自分が、仲間のために何ができるのか」ということを考えることが、大人の条件だと思っています。そういう意味ではリオはこの時に、初めて大人の階段を上り始めたと言えます。その一方、クララは未だ、「自分が何をしたいか」に拘泥しているところが、二人の大きな違いとも言えます。

  • 第18話 登録証への応援コメント

    クララが自分の居場所を見つけ始める一方で、リオが「何もできなかった」という現実に直面する対比がとても印象的でした。初めての依頼でのシャドウウルフとの遭遇は緊張感があり、特に動けなかったリオの内面が胸に迫ります。それでも一歩踏み出した事実がしっかりと残っていて、この経験が彼にとって大きな転機になる予感がしました。静かな焚き火の場面での余韻も良く、これからの成長を感じさせる回でした。

    作者からの返信

    的確なご感想、ありがとうございます。
    リオが決して臆病なのでは無く、普通の人間はこういう時には動けないものです。チートキャラみたいに最初から「最強!」という昨今の風潮にアンチテーゼを示したく、しっかりとリオ君には我々と同じくビビって貰いましたw

  • 第17話 金貨十二枚への応援コメント

    学費という現実の重さが突きつけられる場面から、一転して思わぬ形で道が開ける流れがとても面白かったです。金貨三百枚の禁域遺跡の話は思わず身を乗り出してしまうほどの誘惑ですが、そこで一度踏みとどまる二人の判断も彼ららしいですね。そして、虹の説明から学術ギルドへ繋がる展開が実に鮮やかでした。クララが持っている「こちらの世界にはまだない知識」が、これからどんな形で価値を持っていくのか、とても楽しみになる回でした。

    作者からの返信

    やはり異世界は、元世界とは何もかもが違います。そこを簡単に乗り越えられるようなキャラなどは描きたくありませんでした。ジルダはある意味便利キャラですが、リアルでもお節介な婆さんはいたりしますので登場させました。異世界にまだ無い知識、が後々、特にクララにとって大きな意味を持つのですが、これは今作では描かれることはなく……。