このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(229文字)
理不尽な転生ものながら、主人公の極端に淡白な性格と、女神との噛み合わない会話が強い個性を生んでいます。特に、女神メノアの横暴さと、主人公の無関心な返しの対比が面白く、テンポよく読み進められます。シリアスな設定でありながら、全体の空気はどこか乾いており、その温度差が独特の魅力になっています。今後、〈邪神〉としてどう動いていくのか、会話主体の作風と合わせて展開が気になります。
主人公といい女神といい割とナチュラルにイカれてる人が多くて面白かったです。とてもキャラがたっていました
感情の起伏が薄く、どこか達観した主人公・灰と、外面は完璧ながら中身は極めて「意地汚い」女神メノア。二人の噛み合っているようで絶妙にズレた、毒のある掛け合いのテンポが非常にクセになる。説明を後回しにして魔法陣で送り出す強引さ。灰が確信した「再会への予感」は、単なる転生者と神の関係を超えた、腐れ縁のような物語の始まりを感じさせ、読後の期待感を高めています。