私は結構テレビドラマを見る方なのですが、本作は、今クールに放送された、おコメの女-国税局資料調査課・雑国室-×プロフェッショナル 保険調査員・天音蓮に、さらに魔法の要素が組み合わさった欲張りな作品であると思いました。
魔法がある世界なのに、やってることが「税務調査」とか「保険金の査定」っていうギャップがとにかく斬新です。
派手な呪文でドカンと倒すんじゃなくて、現場に残った魔力の跡を分析して自作自演を見抜いて追い詰める展開が痛快でした。
『1ゴールドの誤差も見逃しません』主人公のそのプロとしての矜持に痺れます。
章末の用語解説も、ナレーションによる解説ではなく、主人公の語り口となっていることから、読者が主人公に説明を受けているような形になっており、主人公が如何に膨大な知識を持った優秀な査定員であるかを読者に印象付けるのにも一役買っているようで、上手いやり方だなと思いました。