彼の一言が心に残っている。何の目的もないまま連れ立って歩いた。その素っ気のない素振りに腹が立つ。蝉の声が降りしきる中で、彼らは述懐する。真実か挑戦か。言葉の足りない告白に、お互いの心が少しずつ歩み寄る。きっと不器用な二人。今はまだ、ぎこちない関係。けれども、彼らの絆には真実しかない。