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楠木正成、桜井より帰路につき候

楠木正成、桜井より帰路につき候

麻野籐次郎

おすすめレビュー

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★★★
★21
7人が評価しました
本文あり
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本文ありのおすすめレビュー

  • 虫松
    1652件の
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    ★★★ Excellent!!!

    正成の「帰る」という決断が、逃避ではなく未来への布石として描かれている

    「桜井の別れ」を“別れなかった”物語として再構築し、忠義と家族愛の間で揺れる楠木正成の選択を描く。勅命に背き、死を選ばず生きて責任を果たすという新たな英雄像が、軽妙な会話と重厚な覚悟で鮮やかに浮かび上がる。歴史の定型を崩しながらも、静かな感動と余韻を残す。

    • 2026年3月4日 14:08
  • 池田 和人
    96件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    桜井で死ななかった正成が歴史をねじ曲げるIF戦記

    かなり面白かったです。核になっているのは、「桜井の別れ」という悲劇の名場面を壊すこと自体が冒涜ではなく、**“死なずに責任を引き受ける方がもっと重い”**という再解釈になっている点です。冒頭の「――しょうもな。」で一気に空気をひっくり返しつつ、直後に「勝てない戦がある」「勅命に背く実感が胃を絞る」と続くので、単なるギャグ改変に落ちていません。軽口と胆力が同時に立っています。

    • 2026年3月4日 13:49