普段はエッセイやスコッパーを主戦場としている、お仕事中の情シスさんの最新作です。以前、「カレー1㎏食える?」という、自体験を元にした名作を世に出された情シスさんですが、おそらく今回も自体験に基づいているであろう、「おでん4人前+米3合、そして最後はオマケに、うわー、やめろー!」という物語です。
ストーリーは雪中の配送でくたびれ果てた主人公中茂(なかも)が、配送先の老人におでんを頂くところから始まります。家に帰って、早速ご飯を炊いて、さあ食うぞー! テレビで見るフードファイターほどではありませんが、こんなに気持ちよくバクバク食べてくれると、こちらまで一緒に食べている気になりますね。季節的にもあったかいおでんならピッタリではないでしょうか。あと、おでんを下さったご老人もここまでしてくれたら大満足ではないでしょうね!
味噌文化圏のダギャー地方の食べ方も魅力的。最後の〆も堪能して、「あー、このひと、デブまっしぐら」って、苦笑いしつつも、爽やかな読後感の残る好編でした。
是非ご一読を。