6 『ニッパーと破壊衝動』への応援コメント
今回の話、読んでいて、思わず息を止めてしまいました。
母親との電話のシーン、準備室の空気が一気に凍りつくのが伝わってきて、こちらまでしんどくいです。
だからこそ、その後のニッパーの音がすごく心地よかったです。
モデラーにとって命より大事な道具を「切ってみろ」と乱暴に差し出す佐藤くんの不器用さと、プラスチックがパチンと弾ける音。それで彼女が少しだけ呼吸を取り戻す過程が、まるで映像のように頭に浮かんできました。
作者さんの文章は、直接描写していないのに、そこにいるような気分にさせてくれる文章で、好きです。
「息ができる場所」という言葉の重みと、梅雨入りの不穏さが重なって、どうしようもなく続きが気になります。
また明日、読みますね。
5 『死者と生者との狭間で』への応援コメント
一気に読み進めずに、一日一話楽しんでいます。
ホルマリンや古い紙の匂いから、一転して西日が差し込む「黄金色の水槽」のような部屋へ。五感の描写が本当に鮮やかで、今回もその場にいるような気持ちになりました。
不器用な「注油作業」としてハンドクリームを塗るシーンは、二人の体温やシトラスの香りがこちらまで伝わってくるようでドキドキします。
だからこそ、スマホの通知一つで「固定された死体」のような完璧な笑顔に戻ってしまうレイナの姿が切なすぎて、胸が締め付けられました。
綺麗になりすぎた部屋の静寂が、これからの二人の変化を予感させるようで、続きが本当に楽しみです。
4 『グランプリホワイトの解像度』への応援コメント
4話もすごくいいです。
模型屋のシンナーと古い紙の匂いの中に、彼女のシャンプーの甘い香りがふわりと混ざる。その五感の描写が絶妙で、今回も一緒にその場にいるような気持ちになりました。
塗料の「白」について熱く語る彼と、「私はどの白?」と無邪気に距離を詰めてくる彼女のやり取りが最高です。
でも一番グッときたのは、「お前は完成してるから汚れる必要はない」と突き放すような彼の不器用な気遣いと、「私だって足りないものだらけだよ」とこぼす彼女の対比です。
ポケットの中の冷たい小瓶越しに、彼女の「本当の色」に思いを馳せるラスト。今回もとても美しくて、清々しい読後感でした。
3 『ダンゴムシの可動域』への応援コメント
3話もすごくいいです。
ダンゴムシという意外なアイテムから、レイナの抱えている息苦しさや切実さがスッと心に入ってきました。
「綺麗な球体になれるのが羨ましい」という言葉が、なんとも切なくて胸に残ります。
オタク特有の視点でギミックに感動する主人公との、ちょっとズレたやり取りも微笑ましいです。机に並んだガンプラとダンゴムシみたいに、不器用だけど心地よい二人の空気感がやっぱりすごく好きです。
最後の不穏な一文が……。
2 『パーフェクト・インターフェイス』への応援コメント
2話もすごくいいです。
会議室の息苦しい熱気が、まるで自分がその場に座っているみたいに伝わってきました。
完璧に見える彼女の、後ろ手で震える指先の描写にハッとさせられます。
最後に彼が「潤滑油」なんて言い訳をして明日のチョコを考えているところ、不器用でなんかホッとします。
やっぱり、この二人の空気感がすごく好きです。
1 『プラスチック・ブルーと37.5度の熱』への応援コメント
いい。これ、なんかいいです。
空気感というんでしょうか。読んでいて、清々しい気がします。
五感の描写が的確で説明されなくても、その場にいるような気持になります。
もちろん話自体も好きです。
1 『プラスチック・ブルーと37.5度の熱』への応援コメント
「ガンダムの生首」で吹いた。
冒頭の教室描写、家畜小屋みたいな湿度って表現が嫌な意味で正確すぎて、読んでてじわじわ苦しくなった。主人公の「気配を消す」の解像度が高くて、経験者にしか書けない感じがする。
生物準備室でガンプラ組んでるくだり、ゲート処理の説明が本当に丁寧で、ここでこの主人公のことが好きになった。見えないところだからこそ、って言える人間じゃないか。
月島レイナが「削っても削っても中から汚いのが出てくる」って言うとこ、完璧な人間の皮が剥がれる瞬間として出し方が良すぎる。
腹の虫には笑いながらも「あ、この子ほんとに疲れてるな」ってなって。メロンパン渡すとこのさりげなさも好きです、半分こもできないから全部やる、って。
孵卵器の37度の話、卵は三週間後に生まれる、の静かな余韻が最後にちゃんと効いてる。
善処する、の返し、ずるい。続き読みます。
作者からの返信
こんなにも早い返信、ありがとうございます。なんか、私の趣味全開の物語を読んでいただけただけで嬉しいです。
7 『ソースの匂いとシャンプーの香り』への応援コメント
思わず笑ってしまいました!優等生のレイナさんが精一杯の「不良行為」としてU.F.O.を持ち込むなんて、可愛すぎますね。お湯より先にソースを入れようとするポンコツ具合とのギャップが最高でした。
シンクの「ボコッ」からのハプニングは、青春特有の甘酸っぱさと気まずさがリアルで、読んでいて少しドキドキしてしまいました。
でも一番印象に残ったのは、その音から卵に「ボコ」という名前をつけるところです。「黙って凹まされたりしない」という言葉に、ただ縛られているだけじゃなく、跳ね返せるくらい強くなりたいという彼女の切実な思いが見えて、なんだかグッときました。
ジャンキーなソースの匂いと甘いシャンプーの香りが混ざり合う描写も、今の二人のちぐはぐで絶妙な関係性そのものを表しているようで、とても良かったです!次回の更新も楽しみにしています。