第一話の厳かな雰囲気に掴まれました。
神社での邂逅は、日本人であればその神聖さ、神秘に触れる畏れを肌に感じることができるのではないでしょうか。
ここで異世界に行く動機がハッキリと描かれたことで、後の主人公の行動に納得感が増します。
そして緻密に設計された異世界。膨大な歴史、制度、種族が立体感を持って登場します。
主人公はそのひとつひとつを理解し、目的達成の手立てを探る他ありません。どこにその鍵が隠されているのか。注目です。
加えてキャラクターの存在感。特に巫女のシルフィの素朴さと背負う役割の重さは主人公の父性、勇者性を引き出すきっかけとなる魅力的なヒロインです。