文化祭前夜の旧校舎での遭遇から、一転して“新校舎が存在しない世界”へ放り込まれる導入が鮮やかで、箱庭の不気味さがじわじわ効いてくる。演劇の主役にされる真一と、女神のような世那の存在が物語の核を照らし、五年前の転落死とループする文化祭が一本の線に収束していく気配が読み手を引き込む。学園怪異と青春、そして事件の真相が絡み合う、閉じた世界の緊張が心地よいミステリー。
成功から破滅までの流れに強い緊張感があり、最後に現れた探偵の存在が物語をさらに面白くしてくれると期待できる作品です
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(636文字)
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(405文字)
旧校舎という王道の舞台に、“ミサキさん”という存在がじわりと不気味さを添えます。いかにも何かが起こりそうな空気感の中で、日常と怪異がゆっくり混ざっていく感じが印象的。怖さ一辺倒ではなく、どこか人の気配や物語を感じさせます。静かに忍び寄るタイプのホラーとして楽しめる作品です。
ミステリ…ミステリーかぁと思って読み始めたらSFも上手く練りこまれつつテーマが強い、そして面白い作品!!生々しい質感で語られるリアルな描写は一見の価値あり!題材が題材なので少しセンシィティブな表現はありますがそれが逆に現実感を与えてるので続きがとっても気になります!