一体どんな話なんだろうか?
そう思いながら物語の扉を開けました。
私は雨後乃筍さんの作品は知っています。
『JK紬のセキュリティ相談室2』(絶賛連載中)という作品を初期から読ませてもらっています。
そこでの雨後さんの作風は軽快でJK作品ということもあり、柔らかく明るいタッチでした。
この『81』はどうか——
全くの別人。
普段のお人柄もラジオなどで存じています。
でも『81』では違いました。
女性の描き方、男性の描き方。
こんなハードボイルド系のシリアスタッチ。
真似をしようにもできない描き方。
そして、圧巻はストーリー展開です。
朝から一気読みで最後まで読んでしまいました。
決して短くないですが、長さを感じさせないストーリー展開は見事でした。
その中でも特に見せつけられたのは『つかみ』の部分です。
私はすっかり「つかまれてしまった」気がします。
読んだ後に残る、よかったと思える安堵感はこの作品ならではだと思います。
他の作品も気になるので、また伺わせていただきます。
このような作品を読む機会を得たことに感謝します。
扱いづらいテーマを見事に描き切った秀作、どうぞご覧ください。