サクッと読める一つの青春物語。こういう青春も良い。いやこういう青春「が」良い。最良の読後感です。
自分のことをモブだと思うモブヲの物語ですが、とても共感できる人間ドラマでした。もっと主人公と周囲の時間を見たかった。そんな可能性を考えてしまう話でした。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(68文字)
名前はモブヲ。気になってる女の子と仲良くなれると思ってた。だけど自分が主役じゃないと気づいたのだ――自分が主役じゃないと気づいた少年は、モブヲと名乗り、モ部を立ち上げる。読んでいてとても爽やかで清々しく、君たちモブじゃないよ!と伝えたくなりました。読後感もとても良いです。ぜひ読んで下さい。私は神崎君が好きだったけど、モブヲも好きですよ…!
一人の男の子の恋愛を描いた短編ですが、自らを「モブヲ」と名乗るように、主人公ではあるけど「主役」ではありません。作中に悪い人はいません。でもみんなが主役ではない。恋愛……特に学生さんの恋って、炭酸水のように爽やかな甘さがあって、軽やかでシュワっと儚い。だからこそ尊い。大人にになって振り返ると、不思議さを感じる爽やかな世界。そんな一幕を綺麗に儚く、情感豊かに描いています。一度読んだら不思議な心地良さが胸に残る作品です✨️
「モブヲ」は香坂由佳に恋する少年。一緒にバスケをしながら、香坂と仲良くなれていると思っていた。でも……。他人が何を考えているかなんて、そう簡単にはわからない。だからこそ世の中楽しいのだが、恋となると人は厄介だ。誤解して浮かれたり、失望したり……。ほろ苦い思い出の物語、ぜひお楽しみください。