資生堂パーラーのパフェから始まり、トンボロのホットケーキで終わる本作は、東京の名喫茶を巡りながら院生と教授が科学と哲学を語り合う恋愛譚です。※従来の恋愛小説の構造とは一線を画します。詳しくは本編を!パフェの写真を撮らない、電車で喋らない——随所に理系的な価値観がリアルに描かれています。おやつと科学、哲学が織りなす会話劇。知的対話が好きな方、理系で既存の恋愛小説に違和感があった方に、心からおすすめします。
東京物理学校の大学院生・中谷宇喜(ウキ)と、指導教員である寺田龍(ロン)先生との対話を軸に進む、知的青春譚です。穏やかだが、深い小説だと感じました。恋が始まるかどうかよりも、「この二人が同じ地平で思索を続けられるか」の方が気になる物語。それはある意味、最も成熟した恋愛観ではないのか。そう思わさせる作品だと思います。
理系の知的対話と繊細な感情が絶妙に絡み合う、唯一無二の恋愛譚。科学と哲学、そしておやつが織りなす会話劇に、思わず引き込まれる。真理を追い求める姿勢と、静かに芽生える想いが心に残る、理系魂あふれる物語。