日常の延長線上に、説明のつかない違和感がじわじわと侵食してくるミステリーです。幼少期の「アレ」の喪失、忘れられた事件、突然廃刊になった学級新聞、そして旧友の死。一見無関係な謎が少しずつ重なり、巨大な何かの存在を予感させます。軽妙な会話と生々しい人物描写も魅力的で、メンソレとの再会から何が動き出すのか気になる作品です。