• マイページ
  • 小説を探す
  • ネクスト
  • 書籍化作品
KADOKAWA Group
  • ログイン
  • 新規登録(無料)
私の観察記録

私の観察記録

江賀根

おすすめレビュー

★で称える
★★★
★42
15人が評価しました
本文あり
日付が新しい順

本文ありのおすすめレビュー

  • 魔山十銭
    41件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    トマトがぐじゅり

    学級菜園のトマト。だが、何かが違う。
    違和感は「雨だから」と言って全てを摘んで生徒に食べさせた教師だった。

    蓚酸な血の色もなくここ迄、生臭い〝赤〟を表現しているのは実に見事です。

    • 2026年2月13日 12:10
  • 猫小路葵
    603件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    熟れたトマトに浮かぶ真実

    学級菜園で育てていたトマト。
    終業式のあと、クラス全員が収穫を楽しみにしていたはずだった。
    けれども担任の先生は、雨を理由に、すべて自分で摘んでしまっていた。
    段ボール箱に入ったトマトが配られる。
    腐るといけないから、今ここで食べなさいと言う先生。
    みんなは黙々とトマトを齧る。
    教室にはトマトの汁が滴る音だけが聞こえていた――

    欠席しているクラスメイト。
    昨晩の母の言葉。
    物語は、漠然とした不安を孕みながら進んでいく。
    楽しいはずの夏休み。
    真っ赤に熟れたトマトが思いがけない真実を叫ぶ。

    • 2026年2月13日 11:45