非常に美しいバディもの作品です。
異世界をベースにして描かれた二人の主人公が織りなす作品ですが、玲央くんとレオくんの関係性。そして間を取り持つキリトくん。
キリトくんの周囲を取り巻く人間関係、魔獣とは何か、魔術師とは何か、について丁寧にひも解いてお話が進んでいきます。
途中、XXを魔獣にしたのは誰だ!?というミステリー要素もありますが、その解答は作品を拝読していく中でおのずと答えが出てきます。
バトルシーンがまた秀逸で、狩人らしい戦い、弓を穿つシーンがたまらなくエモいです。
しかも後半のキリトくんは弓がなくても強い。一体狩人って何者なんだと驚くほどの強さです。
伏線回収部分ではとあるキャラのざまあ要素も垣間見れて、スッキリしました!
ダークファンタジー要素部分をほっこりさせてくれるモルモットの「モルちゃん」
そして、かなり丁寧に描かれているキリトの過去編。この部分はハンカチ片手にお読みください。
文章が先を読む手を促すような引きと、読者目線で書いてくださっているので心理面の読み解きが楽しいです。
前半の玲央くんと後半にかけての玲央くんの変化がたまらなくいとおしいです。
この意味を悟った方はこの作品を熟読した方だと思い、お勧めしたいと思います!
現実世界ではあまり良いことがなく、通勤時に異世界に通じる裂けめに落ちてしまった主人公、灰咲玲央。そんな中、玲央は怪物に襲われたことがきっかけで「半魔獣」と呼ばれる怪物になってしまう。そこで出会ったのは狩人と名乗る金髪の青年・キリト。
始末はしない代わりに、自分に絶対服従するようにと告げるキリト。キリトの下で助手として働くことになってしまった玲央だったが……。
【魔獣学園からは出られない】の登場人物たちが、異世界という舞台で再び!! というだけでも嬉しいのですが、よりキャラたちの解像度が上がり、描かれる人間模様にハラハラドキドキ!
キリトの切ない過去や"とある人物"との関係性など。とにかく最後まで目が離せませんでした。
玲央とキリト。
ふたりの絆が織り成す物語をぜひ!!