無垢は悪か?という物語です。
まず一人称視点をすごくうまく扱っていて、そのアイデアが物語全体を貫いてずっとおもしろいです。その中で一方向から見た世界がやわらかい文章なのにすごく残酷に書かれています。
読み終わった後に誰が悪いのか?を考えてしまうのですが、私は全員そこそこ悪いなと思いました。なんだか雑な意見に見えるかもしれないのですが、この物語の良い示唆はそこかなと個人的に感じています。誰かがあきらか悪いと当たり前に解決できるんですけど、みんなそこそこ悪いと物事って放置されるんですよね。特にコミニケーションでよく起きる気がして自分のことのように読めました。
これから読む方もぜひ誰が悪いのかなって考えながら読んでみてください。おすすめです。