折り紙と人間の心を主体に書かれた本作。
折り紙というものは手本を基に作る事が多いです。
指先で覚えている人も居れば、誰かに習って思い出す人も、教本を見て四苦八苦する人も……。
しかしながら、不器用な人は手順通りに行かず折り紙を皺だらけにしてしまいます。
普通ならばこうなってしまえばおしまいなのですが、主人公の傍で折り紙を折る女性は言います。
それが手本通りではなくても正解のない答えが出来上がるものだ、と。
たとえ、正しくなくても、それがきっと答えになる。
皺だらけの折り紙がやさしく包んでくれるような素敵な作品でした。