ゆっさゆっさと感覚を揺さぶられます。
どうしようもない親や、美形で優秀だけれど、考えていることは恐ろしい(かもしれない)弟と、無邪気で愛らしい双子の姉が登場します。
愛は自己都合なんだな、と思ったり。
いや、愛に理由などない、だからこそ魂は惹き合うのでしょ? なんて思ったりもする。
作品の概要(あらすじ)とタグはとても親切にできているので、苦手要素がないか読む前に確認されるのをお勧めします。
約4万字でコンパクトにまとまっている作品。
読後は読者それぞれの感覚に委ねられている、作者様の懐の広さが感じられてよかったです。
田鶴さんの作品は、たいがいドロドロです。
ここまでこじれてしまうの?と恐ろしくなるぐらい、心の中も人間関係もドロドロ。イケナイ性癖の人もたくさん登場します。
ですが、中にはドロピュア作品もあります。ドロドロだけど、ピュア。
ですがっ!!
私が読んだところ、本作にピュアは見つけられませんでした!!
つまり、超ドロドロ。海くん、真っ黒です。
好きな気持ちは尊いです。大切な人を守りたい。一緒にいたい。愛し合いたい。
ええ、わかりますよ。
でも海くん、そこまでしちゃう!?という、衝撃の数々。
一線を越えていないのが、逆にすごい。
それと、海くんの腹黒さ。彼は裏で何をやったのでしょう?
真相を知りたい気もしなくはないですが……知らないほうがいいですね。
空ちゃんには、好きな気持ちが続いていくことを願っています。
田鶴さんの最新作。めちゃコミック原作コンテストの出品作で、ドロドロの恩讐まみれのヒューマンドラマです。かの名エッセイ「レッツゴー! 取材リョコー!」を書いた人とはとても思われない、異様な迫力に満ちた中編でした。途中から心を掴まれて、離れられなくなりました。
とある極貧一家の兄弟、空(女)と海(男)の幼少時からお話は始まります。超イケメンのダメ親父、その親父に従属する母親、そして時々子供らを救済しにくる祖父母。その中で、きょうだいは寄り添って生きて行きますが、でも、ちょっと、仲良すぎない? 中学生にもなって一緒にお風呂入って、一緒に寝るって。。
とまあ、昼ドラチックにお話は進行していくのですが、まあどのキャラも強烈だこと。それぞれ出生をの秘密を抱え、濃密な愛と性にまみれたお話が進行し、もうドロンドロン。中学生がネトラレって。。
この先、本橋家が平穏な生活を維持できますことを祈るばかりです。。
好みに左右される作品だと思いますが、こういうドロドロした娯楽作品がお好きな方は是非どうぞ!