心の不調で休職中の主人公・咲希の前に現れたのは、正体不明の謎の左手——別名レフトさん。
キッチンで出会ったその日から、”謎の手”との温かで不思議な交流が始まります。
手の動作や温度といった、非言語的要素が丁寧に描かれているのが本作の特徴で、書き手として学べることが多かったです。
顔が見えず、言葉もかわせない相手とのコミュニケーションは文字通り手探りといった感じで、作中の咲希とレフトさんとのやり取りには、思わずほっこりします。
心温まるラストも素敵で、読んでいて優しい気持ちになれました。
短いお話の中に、希望と優しさのエッセンスがぎっしり詰まっています。