第3話 冷たい視線、温かい手への応援コメント
胸が縮こまる広場の空気から、最後に一歩踏み出すまでの流れが、ずっと一緒に震えて、温められて、気づけば拳を握って応援している。
百円袋のチョコと宝石みたいな箱、その対比がこんなにも切なく、こんなにも優しく裏返るとはずるい。
奏太の言葉は王道なのに嫌味ゼロで、むしろ拍手したくなる安心感があって、詩乃が手を握り返す瞬間には、よくやった! と心の中で小さくガッツポーズ。
修羅場はちゃんと痛いのに、読後に残るのは甘さだけじゃない前向きな熱で、バレンタインの喧騒が祝福に変わる。
弱さを抱えたままでも前に出ていいんだ、と物語そのものに背中を押される一篇。
作者からの返信
お褒め頂き、ありがとうございます。
詩乃の一途な想いも理論武装した貴子の想いも形こそ違いますが、奏太への気持ちは一緒です。
ただ、他人の想いを尊重できるのかの違いでしょうね。
第2話 留守番の誓いと、指先のカカオへの応援コメント
歪んだ肉球チョコと軽くなったカバン。
完璧じゃない形に詰まった大好きが、ミケの温もりを手放す決意と重なる。
勇気は派手じゃなくて、袋のカサリという音くらい静かなものなんだな、と。
寒風の中で振り返らない背中に、思わず行け! と心で声援を送ってしまう。
作者からの返信
詩乃を応援して頂き、ありがとうございます。
奏太とのプラトニックな恋愛を見守ってくださいね。
第1話 女王の憂鬱と最高級のベルギーチョコへの応援コメント
完璧という鎧を着込んだ独白が、静かな部屋の空気ごと胸に刺さる。
正義を名乗るたびに滲む焦りと、ヒールの音に重なる自尊心の高鳴りがどこか切ない。
高級チョコの重みが愛だと信じたい必死さ、分かるようで分からない、その危うさが目を離させない。
戦場へ向かう女王の背中は凛々しいのに、風は冷たい。
次の一歩で何が砕けるのか、期待と不安が同時に跳ねる。
作者からの返信
貴子の気持ちを代弁して頂き、ありがとうございます。
彼女は両親を含めた周りの期待に応えようとするあまりに、自分自身の自己防衛の為にもプライドと云う鎧を纏っています。
第4話 一番高価な材料は「勇気」への応援コメント
守られる側だった詩乃が、自分の足で一歩出るまでの震えも必死さも、全部が愛おしい。
肉球チョコの不格好さに、それでいい! と心が叫ぶし、女王様の強さと弱さが同時に滲む去り際にも妙な余韻が残る。
甘さだけじゃなく、ちゃんと苦みもあるのに後味は温かい。
読み手として、誇らしくて、ちょっと泣けて、思わず背中を押したくなる一篇。