舞台は犯罪渦巻く裏社会。世界観を支えるクールかつ技巧的な文章で、二人の兄弟の物語が格好良く、そして魅力的に展開されていきます。兄という存在を兄たらしめる、作中の一言にハッとさせられました。彼らの未来にも想いを馳せたくなる、骨太な一作です!
日陰の仕事の斡旋をしている兄弟の物語。そのため、サラッと出てくる単語や描写が不穏です。でも、関西弁でのやり取りや、ところどころで入るクスッとなる言い回しやツッコミのおかげで、緊張感がいい感じにほぐれます。まだまだ掘り下げられそうなこの兄弟。過去や、その後の物語も気になります!
犯罪の世界に身を置く兄弟の話です。二人の交流等も面白いのですが、それよりもその二人が組み込まれた犯罪の背景が面白いと感じました。現実はもっと込み入った感じになっているのでしょうか。とても魅力的な作品です。