静かな森の日常に潜む“違和感”を丁寧に描いた導入が秀逸。演奏魔法やリーヴァという設定も自然に溶け込み、セレーネの純粋さと不安が際立ちます。師の不在と不気味な遠吠えが物語の不穏さを強く引き立て、続きが気になる掴みになっています。
音楽と魔法が絡み合う世界で、音そのものが魔法の一部として描かれ、他作品とは違う独自性があります。音楽と感情が丁寧に重なっていく物語で、読み終えたあとも静かな余韻が残りました。途中(14話あたり)からのミステリアスな雰囲気は、それまでの流れとは少し違った空気感があり、世界観により一層引き込まれる展開になります。とんでもなく丁寧に作りこまれた作品です。ぜひ、作品に出てくる”音”も聞いてみたいと思いました・・・