現代ドラマを主戦場にする、perchinさんのギャグセンスが爆発したロードムービーです。いやー、面白かった!
ストーリーは、東京は品川にある巨大企業から取引先に向けて発進した黒塗りの高級車から始まります。後部シートに座っているのはヤクザと見まがう大男の剛田社長。運転しているのは今日だけピンチヒッターで出てきた、田中係長、勤続20年。
しかし、剛田社長が、「おい、道を間違えてるぞ。。」と声をかけると、なんと田中係長、「もう、嫌なんです。右も左も板挟み! クレーム処理は全部俺! 家に帰れば娘は口をきいてくれないし、妻は犬にしか話しかけない! 俺の居場所はどこにあるんですか! 俺は海が見たいんです! 青くて広い海が見たいんだよぉぉぉ!!」と、強面社長を半分拉致して、海へ。。
なぜか社長も同調してしまい、ここからオッサン二人のロードムービーというか珍道中が始まります。
あとは各話、オムニバス形式で、あちこちで人助けやら、事件解決やらしながらお話は進んでいきます。そして最後に会社に帰り着いたとき、彼らはどうなったでしょう?
どのエピソードもアイデアが練り込まれたエンタメ溢れる小編となっています。個人的には、「かまちたちの夜」もどきのペンションの話がよかったですね。有栖川先生が、二人の推理のあまりのずさんさに頭にきて奇行に走る場面、最高でした。
これは間違いない、万人向けの作品。
とてもお勧めです。