このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(133文字)
人間、つまりホモ・サピエンスが知性を駆使して他の類人猿より台頭し地上の覇者と呼べるようになった一方で、海の底はどうであろうか。水底から覗く者たち、それは〝僅かな大地〟にしがみついて勝ち誇る我々を嘲笑うような知性を持った深みの支配者。深海の使者、彼らの眼にはどう映ったのか、淡々と語られながらも〝未だその手のひらの上〟にいるような恐怖がそこにありました。今更、説明しても仕方ないが、この惑星の表面積の七割を海が覆っている。