スパイスからのカレー作りって、暇を持て余したおじさんがハマりやすい趣味なんだそうです。
クミンだのカルダモンだのターメリックだのを色々調合して、自分だけのオリジナルカレーを作ろうっていうのは、確かにちょっとワクワクする部分があるので、その趣味自体は否定はしません。
ただ、いくら個人がこだわりのブレンドを追求したとして、結局は素人の拗らせであって、それをプロの領域で調合して完成させた企業努力の賜物である市販の固形ルーの方が、結局は安定して美味しくて簡単に安定したものが食べられるんですよね。
で、あんまり違いが分からない大多数の一般人からしたら、こだわり抜いた微妙な配合の違いなんてあまりわからないので、リアクションとしてもまあありきたりなものばかりになってしまうものなのです。
難儀なものですね。
で、これを一人でやって、誰にも迷惑を掛けない範囲でやる分には、何も問題ないと思います。
失敗作を作っても困るのは自分だけであれば、誰も傷つきません。
そして、それは仮に美味しいものができたとしても、同様のことが言えるわけで……。
スパイスカレーに凝り始めた兄と、それに付き合わされる家族。
このすれ違う熱量の空気感を感じ取っていただければ、と思います。