何でもこなせてしまう「天才」ゆえに周囲と距離を置いていたソルが、ドジで引っ込み思案な幼なじみのルナを、いつも一番近くで放っておけずに支えている姿が本当に尊いです。
空から降ってくるような危なっかしいルナが、ソルに見守られながら少しずつ「自分の魔法」に向き合い、新しい友達を作っていく過程は、読んでいて親心のような温かい気持ちにさせてくれます。カラスの巣から大切なネックレスを取り返したり、商店街で不思議なお嬢様に出会ったりと、魔法がある日常がキラキラと鮮やかに描かれていて、まるで自分も魔法学校の一員になったかのようなワクワク感がありました。
失敗しても「日記」に記録して前を向こうとするルナのひたむきさと、そんな彼女をさりげなくフォローするソルの優しさ。二人が仲間と一緒に試験という壁をどう乗り越えていくのか、これからの成長が楽しみで仕方がありません。