ラブコメ作家が本気で「とことん想い合う異世界ファンタジーの学園生活」を描いたらどうなるのか。
その一つの答えが、この作品にあります。
本作は「異世界“最かわ”ヒロインコンテスト」エントリー作品ですが――
**マジで“最かわ”。**
ヒロインだけでなく、登場するメインキャラ全員が“最かわ”なんです。
「最強魔女」と「天才魔術師見習い」。
このワードだけ見ると、最初から無双する“俺TUEEE”系を想像しがちですが、実際は違います。
学業や日常の中で、親友やクラスメートと一緒に少しずつ成長していく。
このスクールライフが、とにかく心地よい。
天才のソル君にも苦手分野があって、
それを仲間と乗り越えていく姿がまた良い。
やがては生徒会にまで頼られる存在へ――。
そしてラブコメ作家さんらしく、
最強魔女ルナちゃんとソル君のラブコメも、しっかり胸に刺さる。
これまで積み重ねてきた関係があるからこそ、二人の想いが熱く響くのです。
読みやすい文体、優しい世界観、メリハリのある展開。
さらに完結まで描き切っている点も、作家としての力量を感じさせます。
まるでクラスの一員として見守っているような没入感。
今から読み始めても、まったく遅くありません。
みんなが育んだ想い――それこそが最高の魔法。
あなたも、その瞬間を一緒に見届けませんか?
何でもこなせてしまう「天才」ゆえに周囲と距離を置いていたソルが、ドジで引っ込み思案な幼なじみのルナを、いつも一番近くで放っておけずに支えている姿が本当に尊いです。
空から降ってくるような危なっかしいルナが、ソルに見守られながら少しずつ「自分の魔法」に向き合い、新しい友達を作っていく過程は、読んでいて親心のような温かい気持ちにさせてくれます。カラスの巣から大切なネックレスを取り返したり、商店街で不思議なお嬢様に出会ったりと、魔法がある日常がキラキラと鮮やかに描かれていて、まるで自分も魔法学校の一員になったかのようなワクワク感がありました。
失敗しても「日記」に記録して前を向こうとするルナのひたむきさと、そんな彼女をさりげなくフォローするソルの優しさ。二人が仲間と一緒に試験という壁をどう乗り越えていくのか、これからの成長が楽しみで仕方がありません。