自由闊達、天真爛漫なお姫様。
おてんばで可愛らしい彼女が住むのは山の上。
婚約者である美しい貴公子と平穏な城住まい。
優しい婚約者。贅沢な暮らし。何不自由ない生活。
平穏。至って平穏。
しかし、薄く張った氷の上の平穏。
いつ割れてもおかしくない氷。
ひびが入り平穏が転落した時、彼女の選択とは……。
童話風の優しい文体で描かれた短編ファンタジー作品です。
短い中にしっかりとした物語が構築されており、満足感と心が温まるような読後感が得られます。
個人的には、読み進めて辿り着く最後のセリフにぐっときました。
可愛らしいお姫様の物語で、じんわりポカポカになってはいかがでしょうか。