読後、なんとも爽快で気持ちのいい後味が残ります。
「バレンタイン」という特別な日を舞台に、志保と木葉の二人が織りなす空気感がとにかく素晴らしくて、そこに割ってはいる日本製神様も笑えます。(ここはネタバレになるので、本文をお読みください)
さて、このふたり。
妖怪の姿が見える志保と、妖怪であることを隠し学校に通う木葉というカップルなんですが。
その正体をみな知らずに、バカップルと呼ばれています。それは、ふたりの醸し出す雰囲気で、きっとクラスメイトたちも彼らの可愛さをわかっている。
作品のテーマでしょうか。
相手を大切にしたいという真摯な想いが丁寧に描かれているため、読了後の満足感が半端ない。
派手な展開ではなく、日常の延長線上にある物語だからこそ輝く作品です。