この世界では、美しい人形を持つことがステータスになる。そんな世界観からがっつり引き込まれました。
貴族の見栄のために人形として雇われる美少年カイルと、その家へ養子として迎えられたレイ。カイルはとある事件によって全てを失った貴族であり、その事件の真相を追い求めていた。そしてその事件がレイの運命とも結びついていた…
人間と見分けがつかない美しい人形と、それを動かす魔法石。華やかなファンタジーというより、機械仕掛けの灰色な空気を纏ったまさにスチームパンクの世界に夢中になりました!
そんな世界の中でカイルとレイが絆を深めていく様子がとても素敵なのです。カイルは元貴族ということで所作がもとから美しいのですが、その上でどこかぶっきらぼうな話し方がギャップで…。レイはまっすぐさと健気さが可愛らしく、まさに息ぴったりなバディが物語を彩ってくれました。
クライマックスからラストにかけて、激しく切ない展開の中で、ふたりの覚悟が向かう先をぜひとも味わっていただきたいです!