移民の子であるアイシャは、学校に行くたびに心も体も傷つけられていた。
ある日、廃工場でアイシャが一人泣いていると、棄てられた金属の山が動き出した。
まるで、心を持っているかのように……。
「集積」は、金属製品や武器の集まり。心どころか、勝手に動くことすらできないはずなのだが、アイシャに応えるかのように動き、その心を癒していく。
だが、集積のことが広まり、様々な人が様々な思いを抱く。当然その中には、集積を疎んじるものもあって……。
心は、決して人間だけのものではないのではないか。
人の心が、人ではない者に伝わることも、あるのではないだろうか。
そう信じたくなる、冷たい世界の中の温かい物語。ぜひお読みください。