第32話「いざ、計画の最終段階へ進もう」

すでに敷地内に警報は鳴っており、建物の入り口には警備兵が並んでいた。

車から8人の男が、建物とは反対側に下りる。

手には自動小銃。

「今だ!」

全員が車の陰から顔を出し、発砲する。

警備兵達は倒れ、その場が血で染まった。

全員が入り口まで行くと、後から加山がやってくる。

「さあ行こう。居場所は知っている」

加山は通路を進む。

扉はあるがそれを無視し、まるで目的地があるかのようにまっすぐ進んだ。

そしてその周囲を他の人が警戒していた。

やがて重厚な扉が現れる。

加山が扉を開けると、そこには同じ歳ほどの白人男性。

レイグル・リビィ・ロミオがそこにいた。

加山とレイグルは握手を交わす。

「いざ、計画の最終段階へ進もう」


政府。

多種多様な人物が会議を行っていた。

そこに、武装した9人の男と1人の連れられた男が現れる。

武装した男たちを見て、政府はただ黙っていることしかできなかった。

「私はレイグル。レイグル・リビィ・ロミオだ」

そう発すると、議会がざわついたが、加山が銃を1発撃つと静かになった。

「これはすでに世界中に中継している。すでに世界中の人間がこれを見ている」

ソンが1枚の紙を彼の前に出す。

そしてレイグルはそこに署名する。

ソンがそれを高く掲げる。

「これはワールド・マニピュレイト・パーティーの解散宣言だ。世界政府の解散宣言だ」

議会がざわつく。

外から1名、ドアを開け、中に飛び込む。

「報告します!すでにロンドン、東京、北京、パリ、ベルリン、その他50の議会支部と連絡が取れません」

加山が銃を1発撃ち、場を鎮める。

「我々は行く末を見るもの。議会に問う。我々はまとまらなかった。1つになることはできなかった。だが、それぞれの地でそれぞれの民をまとめ上げ、国として再出発するべきか?」

スクリーンに投票数が出る。

賛成615、反対153。

こうして議会は解散を可決した。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る